菊と刀 | オプショナルツアーいっぱい ハワイ島マサシのネイチャースクール
菊と刀日米対戦終結すぐの頃、ルース、ベネディクトと言うアメリカの女性がある本を出したそうです。タイトルは『菊と刀』昭和22年頃だそうですが、その本が出る2年ほど前まで、日米は戦っておたわけですなー。いやしかし、米国のような大国を相手にするだけでも大変やなのに、よりによって世界を相手にして戦った日本って本気で勝てると思ってたんだろうか。わしは決してそうではなかったと思うんだなー。いやーちょっと重い話題ですんません
 
 簡単に言えば、我が日本は戦わざるをえない状況(アメリカを含む連合国の罠)になり、負けを覚悟で義憤を貫こうとしたんじゃないだろうか。もしも戦わずに白旗揚げていたら今の日本はなかっただろうし、日本の武士道はそこで終りを迎えただろうと思う。いやそういう日本人であるとすれば、ずっと以前、それも江戸時代の終り頃には西洋列強国の植民地になってしまっていたろう。

 わしが思うに武士道とは鎌倉幕府以来、日本人の精神的バックボーンになっておる『名こそ惜しけれ』であると思う。『恥の文化』と言ってもいいかもしれません。その日本人の精神的心の支えを当時敵国でもあるのに研究している文化人類学者がこのアメリカにはいたと言うことがすごい。アメリカも結構ふところが深い、すごすぎやな。

 ところで、わしの親父は前にも話したことがあるけど、日本海軍兵士として航空母艦『龍鳳』に乗っておりました。そして、この写真に写っている娘はリナ。わしの初孫である。そしてこのリナの曾じいちゃんは勿論わしの親父であるが、もう一人の曾爺ちゃんはなんとアメリカ空軍の兵士だった(それもなんとドイツ系アメリカ人)。つまりリナの曾爺ちゃん同士は敵同士だったのである。

 なんとも人の人生とは、おもろすぎるし。ところで、息子の持っている日本刀は昭和新刀です。軍人用のこしらえがなされております。
投稿者 masashi