「国立国際美術館」は大阪にあるのに名前の中に“大阪”が入っていませんね。コレクション展に行ってきました。
年度毎に2回のコレクション展が行われています。
今回は長らくレンタルされていたセザンヌとピカソの作品が久しぶりに戻ってきているそうです。
身体がテーマですね。
枕みたいな形状です。
等身大よりちょっと背が高かったと思います。
おっ、アルベルト・ジャコメッティもありますやん。絵画作品は初めて目にします👀
かっこいいので、いろいろ試しながら撮りました。
右がピカソです。
残念ながら撮影不可だったのですが、石川真生さんという沖縄の写真家さんの作品群に深い感銘を受けました。沖縄の米軍や、彼らを相手に商売をする日本人を撮った写真が展示されていました。アート作品というのではなく、人々の些細な日常を切り取る写真です。でも私のような普通の人には絶対撮れない写真。なぜだろうと食い入るように見て気づいたのは、写真家と「モデル」たちの距離感でした。モデルさんたちは「こいつ、勝手になに撮ってんだ」という表情ではなく、撮り手に親しげな目線を送っていたのです。両者の間に信頼関係を感じ取ることができました。コミュニケーション能力が10段階で2の私には到底無理な技です
後で石川さんの写真集を購入して分かったのですが、この方は撮りたい人の生活圏に入り込み、長い時間をいっしょに過ごす中で撮影を行なっていたそうです。
フォトグラフィーというのは技術や機材だけではないことがよくわかりますね。
インスタレーションは作品そのものだけでなく、作品が飾られる空間の雰囲気も大切だと思います。暗い閉ざされた場所と、明るく開放感のある場所では印象がぜんぜん変わりますよね。
身体は身体でも、こちらは鯨の身体。
よく見るとお腹に大きな穴があり、内臓が外にこぼれ落ちています