「アイコ、あのビーチへ行こう」
MPがそう言って指差した先に見えたビーチ。
ここは、ハワイ諸島の最北端。
断崖絶壁からはるか下に見えるビーチ。
MPはそこを指していた。
「えー!あそこって人が行けるの?ワク((o(=´ー`=o)(o=´ー`=)o))ワク」
愛子は、ウキウキワクワク!
冒険に行くような。。。
「そうさ、アイコはジェーンだろ?」
「ジェーン・・・?」
「僕はターザン」
MPがにっと笑う。
どうやら、愛子がターザンの恋人っていう意味で言っているらしい。
「あなたのガールフレンドっていう以前に、アイコはジェーンになれるかな・・・」
「なれるさ!さあ、水着に着替えて行こう!」
そうして、二人は急坂をおりた。
「MP---!すごい急坂だようー(@Д@; これ、帰りはのぼるんでしょ?」
「そうだよ」
「行きはよいよい、帰りは・・・ハァハァε-(。_。;)ノ┃木┃・・・」
「ヒュ~♪海が待ってるぞ~」
「ハァハァε-(。_。;)ノ┃木┃」
愛子は息を切らせているというのに、MPは子供のようにはしゃいでいる。
「ダイジョーブ」
片言の日本語でそう言いながら、先へ先へ進む。
「ジャングルみたいになってきた」
「じゃあ、ここでジェーンの撮影タイムだよ。カメラ貸して」
えええええ
撮影?
「ほら、ジェーンみたいに!!」
「う。。。うん。。。」
「おしとやか過ぎるよ!!笑」
「(ノ_-;)ハア…」
トンネルを抜けると・・・そこは雪国だった・・・
じゃあなくって。
ジャングルを抜けると・・・?
そこは最北端のビーチだった!
海水は澄んでいて。。。
空は青くて。。。
あー
これこそ、心のクレンジング!
「ジェーンはおしまい。今からアイコタイムよ♪」
「アイコタイム?」と、MP。
ジャーンww
あははww
愛子にはこれがマスト!(^^;;(^^;;(^^;;
「ねえ、MP」
「なんだい」
「アイコはジェーンになれないよ・・・」
「なぜ?」
「だって。。。」
ジェーンになりきれなかった愛子は、ビールを一気に飲み干すと言った。
「ここ、モスキートが多くて無理っ!!><」
そうなのです。
このビーチはジャングルのせいで蚊が多い!
「ジェーンは蚊なんて平気なヒトでしょ?アイコはモスキートが苦手!><」
ジャンジャン♪
虫が苦手な愛子はジェーンになれませんでしたww
このビーチは断崖絶壁から見ると、楽園ぽい。
上から見たら「一度は行ってみたい!」って誰しも思うはず。
でも、モスキートが多いので、虫除けスプレーを持っていくべし(^^;;
ハワイ愛子