Aloha!

アンジェラです♪

 

 

 

 

 

本日は

長期お休みからの

復帰第一弾

コミックエッセイを

お届けしたいと思います

 

 

ハワイからお届けする

月2回連載のゆる〜い

コミックエッセイ(4コマ漫画)

 

私のハワイ生活のいろいろ

クスッと笑っていただけると幸いです飛び出すハート

たまにヘビーな内容もありますが

ありのままのハワイを感じていただきたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アンジェラのクスッと

笑えるハワイ生活』

 

 

第16話

「ダディとバックパッカー」

〜ダディの勇気ある判断〜

 

 

 

 

 

ある日の

カハラエリアにて

 

ダディがトコトコと

歩いていたそのとき

 

少し離れた教会の前に

30代くらいの男性が

こちらをじっーと

見ているのに気がついた

 

ダディはどうしようかと

迷ったけれど

その男性の方へ

向かうことにした

 

なぜなら彼が

とても困っているような

迷っているような・・

 

とにかく何か助けが必要な

様子に見えたから

 

 

 

 

 


 

「どうかしたの?」

 

「あの・・

この辺で食べ物は

どこで買える?」

と彼は聞いた

 

「この辺だとね、、

大通りに出ると

スーパーマーケットがあるよ

 

その反対側には

レストランやテイクアウトの

お店が並んでいるよ」

 

「あ、そうなんだ

ありがとう

・・・」

 

ダディはそのまま

立ち去ろうとしたけれど

彼がまだ何か話したいような

そんな感じに見えたので

 

「どこから来たの?」

と聞いてみた

 

すると彼は

硬い表情から

明るい顔に変わり

色々と話し始めた

 

 

 

 

 

 

彼はアメリカ本土の

とある州から

やってきたばかりの

ホームレスだった

 

だけど

ダディは私に話すとき

彼のことを

「バックパッカー」

と呼んだ

 

 

そのバックパッカー

彼の話は聞けば聞くほど

不思議で

空想的な感じだったので

 

ダディは話の途中

何度も首をひねった

 

そもそも

彼が地元を出ようと

思ったのは

 

何かハワイでやりたい事や

目的があるわけでもなく

コロナの影響でもなく

 

「ある人とトラブルに

なっているから」

 

「実は、何人かに

追われていて・・」

と言った

 

そしてまた

「ある人が今、自分の事を

訴えている」とも話した

 

だけれど彼は決して

それ以上の詳しいことは

言わないのだ

 

 

ダディは色んな意味で

彼が不憫に思えた

 

 

だからこそ

一つだけ彼にアドバイスを

あげたいと思った

 

それは彼が

ハワイのことを

夢の楽園のように思い描き

現実離れしているように

感じたから

 

それが全て間違いとは

言えないけれど

これから生活を始めるには

現実的ではないだろう

 

 

「君がハワイを選んだことは

悪いことではないと思う

 

だけど君には

ここに家族はいないよね

 

ハワイのロコ達は

先祖の代からこの世代

孫の世代へと受け継がれて

いるんだよ

 

ファミリーがいるからこそ

人々が安定な生活を

持てている

それがハワイなんだ

 

ハワイ語で

家族は「オハナ」

オハナがみんな

支え合って生きている

 

だから君がふらっと

やってきて住むことは

とても覚悟がいること

 

君の生まれ育った

ホームタウンの方が

物価もとても安い

だからここよりもっと

暮らしやすいはずだよ

 

ハワイの物価の高さを

知ってるかい?

 

君はここに来る前

お母さんと一緒に

住んでいたと言っていたね

 

悪いことは言わない

考え直して

家族の元に戻った方が

いいと思うよ

 

それが一番だよ」

 

 

 

 

 

 

彼は

ダディの言葉を静かに

目をつぶりながら

聞いていた

 

 

最後にダディはポケットから

紙幣を取り出そうとした

 

けれど・・

 

彼がドラッグによって

妄想状態にあることが

明らかだったから

 

だから

心を鬼にして

渡すのはやめた

 

偽善者ぶって

親切をしたと

自己満足するのは

勘違いするのは

もうやめたこと

 

とはいえ

 

この判断はとても

辛いことだったと思う

 

何も考えずに

その場の雰囲気に流されて

渡すことは簡単だけれど

 

明らかにドラッグ(薬物)の

side effect

=有害作用(反応)

見受けられたので

思いとどまったのは

正しかったと私も思う

 

渡したお金が

ドラッグの資金になる

=自分が間接的に

手を貸してしまう

ことにもなり得るからだ

 

 

私も以前のように

「いいじゃない、それくらい!

夕食代なんだから」なんて

思うことはもうない

 

20年ハワイ(アメリカ)に

住んで学んだことの一つ

ドラッグの怖さと被害

 

お金を渡す相手は

間違いのないように

したい

 

するなら

募金がいい

 

 

 

PS:

この記事に大事なことを

書き忘れていました💦

 

追記はこちら

 

 

 

 

 

前回/第15話はこちらです