旅レポ2024ローマ①ローマの地下鉄で財布を掏られた話。 | Go PARADISE Go!

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RUNときどきHAWAII。初フルはホノルル。HAWAIIホーリック&時々海外レース。フルのベストは3:52:43。50分を切りたい。キティーをかぶってますけど、いつだって本気で走ってます。

ええ、ええ、そーなんすピナコラです。

物理的痛手もさることながら

心理的な傷が深い凝視



そーなんす。←って懐かしいですね。

こんな子だったっけ?


ってことでコトの次第を時系列で。

※長文注意


ロンドンマラソンの翌日。

ビクトリア駅から

ガトウイックエクスプレスに乗って

空港まで。 


まあね、そのままタクシーで

行こうと思えば行けたと思うけども。

そうして自分の年代なら皆さん

そうするのかもしれないけれど。


あたしは鉄子ではないんですが

公共の交通機関で移動するというのが

割と好きなんです。

これが後々命取りになったのであるが。。。


ガトウイックエクスプレスは発車直前で

間際に切符を買ったあたしたちを駅員さんが

早く早くと手招きして

乗車した瞬間に発車!ひらめき


さすがは

鉄道発祥の地イングランドではないですか。

誰も取りこぼさない、そうして

発車時刻は遅らせない。


なんだろうな、日本でもそうだと思うけれど

働いている人の矜持ってやつ?

自負があるんじゃないかな指差し


そうして、列車の中には

ロンドンマラソンのパーカを着ている

ランナーやメダル着用のランナー多数w


当然あたしも着ていました。



だっさいパーカ泣き笑い


ここからWizzエアーって

ハンガリーのLCCでローマに飛ぶ。

またもやお初の地でLCCで移動。

チャレンジャーピナコラです真顔

(以前のユーロウイングにアジをしめたw)


いい年して普通の飛行機に乗りなさいよ。

いいえ。普通の飛行機はお高いんですもの。

それもこれもキーっ物申す円安のせい!


当初は

イージージェットっていういうLCCに

しようかと思っていたんですが

離陸の時刻とローマのどこに飛ぶかを

鑑みて。。。


そうして検索したらばイージージェットは

ポーンドイヒーすぎる口コミだらけで

信用ならなかった。直前欠航、荷物紛失

などなど。それとローマのメインの

フウミチーノ空港ではなくてチャンピーノ

とかいうローカル空港に着くらしいが

この空港のクチコミがこれまたチーンドイヒー。

なんせ市内までの接続が悪い

タクシーに乗ったら

ことごとくボラれる的な。


まあ、あながちウソではないであろう。


ってことでWizzはハンガリー唯一の

航空会社らしく、検索したところ

そこまでドイヒーな口コミは見当たらない。

到着地もフウミチーノエアポート。


ただしヨーロッパの方々とは違い

あたしたちは機内に持ち込めない

デカいスーツケースを持っているのでね。


荷物の重量制限に引っかかると

物申す莫大な超過料金をいただきますと

書いてあるのでw玄さんのスーツケースの

重量を過料して増やし

荷物が行方不明になった時のために

うーんローマだとありがち)荷物探索料金も

追加で払い、やることやってだいたい

7500円ぐらいだったエアチケット代が

倍ぐらいにふくらんじゃったけれど

安心を買ったと思おう。


それでも大手に比べたら

半額ぐらいじゃないかな。


それで過料すると

プライオリティチケットになるらしく

カウンターのスタッフがにこやかに

プライオリティシールを貼ってくれ

ほとんど意味のない優先搭乗おーっ!



ルービー2杯頼むと割引の上にピーナッツ付き。

このピーナッツがめちゃ量が多いw


通路の向こう側の方はこのRAMENって

なんか漢字めいた文字のカップラーメン

食べてましたニコニコ


ローマまでは時差つきで2時間半ぐらい。

そうしてローマに到着。



スーツケースもつつがなくピックアップ。

ホッと胸を撫で下ろし。


駄菓子菓子!

上差しここからがローマの始まり。


まずはレオナルドエクスプレスっていう

空港から市内までのチケットを買うのだが

この自動販売機の使い方が

イマイチ分かりにくい。


これはあたしだけじゃなく

前に並んでいたカップルも10分ぐらいかけて

延々操作しており後ろにしょんぼり長い列ができる。


まあそういう時には日本人なら一旦諦めて

後ろの人に譲るじゃないですか。

しかし外国人にそういう発想はないのね。

買えるまで自分のスマホで

操作方法を確認していたんじゃないかな。

であるのでそいつらの後ろからは

全員ニヤイライラ光線が出ているの巻。


で、当然あたしの番になっても

うまくいかず。


そこになぜかイラッ変な外国人が来て

手伝おうとする。あ、これヤバいやつ。

と思いながらも3回ぐらいチャレンジしても

決済まで行かないのでカードを

出すこともなく、しゃーない

窓口で買おうと諦める。


その間玄さんはこっちを見ていたのであるが

もうね!物申す突っ立ってないで


「手伝ってよ!!」💢


旅行中初めてブチ切れる。


「荷物を見ていないと。。。」って

言うのはわかるけれども

なんであたしがずっといろいろ手配しなきゃ

なんないのよ!!ムキー

変な男が話しかけてきたのに!!


窓口を目指してズカズカ進んでいくと

こともあろうに!二つの窓口のうちの一つが

ニヤ目の前で閉まってしまう。


なんでだよ!💢

ニヤ並んでいる人がいるジャマイカ!


怒りながらなんとかチケットを買って

電車に乗ってむすっとしながら

市内のテルミニ駅まで。


腹立ち紛れに座った席はなんだか窮屈で

窓からの景色があまり見えない。

久しぶりのローマなのにえーん


「躓きの石」。。。




そうしてヤクザなテルミニ駅に到着。

かつての記憶とは天と地ほどにも違う

オサレ駅舎になっていたのであるが

まあ、そこにいる人間の胡散臭さは

変わりなかったってことです。


スーツケースを抱えていたんだけれど

ここからタクシーには

乗りたくなかったんです。

昔とんでもなくふんだくられたことが

あったから。

16リラを60リラと言いやがった。

ジャパニーズだからってシックスティーンと

シックスティの違いぐらいわかるっつーの💢


だもんで意地でも地下鉄で行こうと。


ホテルはオッタビアーノというバチカンに

一番近い駅だったので、今から思うと

もうウヨウヨいたんだと思うぼけー

もしかしたら車両全員仲間?

だったんじゃないかと思うくらい。


地下鉄に乗るとあたしは扉のところに

スーツケースを置いて

バーにつかまっていた。

もちろんショルダーバッグは

身体の前に抱えていた。


目の前にはママと小さな女の子。

次の駅に着いた時に赤ん坊を抱えた女性が

乗ってきたので、ママが立ち上がって

席を譲った。


赤ん坊はアタマしか見えなかったが

まるで石に帽子を被せたみたい。

微妙だにしない。

なんか不自然。気をつけねばと思った。


あたしの隣にはティーンエイジャーぐらいの

若い娘がいて、一旦ブチ切れたので

玄さんとは少し距離を置いていた。


オッタビアーノの手前の駅だったかな

若い娘が降りていった。

降りぎわになぜかチラッと

あたしのことを見たような気がした。

今思えば憐れむような勝ち誇ったような。

暗い眼をした娘だった。


駅についたので降りた。

どうしてそう思ったのかはわからないが

ふとバッグを見たら

蓋はそのままだったけれど

内側のファスナーが半分開いている。


ファスナー閉めておかなかったっけ?

一瞬自分の思い違いかな?と思った。


慌てて中を探った。財布が見当たらない!


マジか!


体の力が抜けそうだった。

もう一度中を探してみたけれどなかった。

どこか別のところに入れたということは

あるだろうか?

内ポケットにももちろんなかった。


「財布がない」のは現実なのか?


だいたいこういうことは

人の良い玄さんに起こるのであって

それなのにあたしが?スリにあった??

どうしよう無気力泣きたい。


そんなこと言っても

泣いている場合ではないのであって

一刻も早く手を打たなきゃ。


「駅員さんに言ってみよう」と

玄さんに促されて改札のところに行った。


まあ、たぶん駅員は大した役には

立たないであろうと思ったけれど

「地下鉄で財布を掏られました」

翻訳アプリは役に立った。


その駅員は

「テルミニ駅に戻ってポリースに言え」

などと言う。

「テルミニ!?近くにポリースは無いの?」

と聞くと

「ホテルが近くならホテルで聞いて」

だってよ。


もうねえ、毎日何件あるんか?

スリ被害💢


このオッサンじゃ助けにならんえーん


そうして地上は雨が降っているようだった。


しゃーないので心の中で泣きながら

濡れた階段をスーツケースを引きずって

上ろうとした。


後ろからポーンすごい勢いで駆け上ってきて

何か喋りながらあたしのスーツケースを

お手伝いする如く引っ張り上げようとする

女がいて

「いや、コイツなにしとんねん!ムキー

ノーサンキュー!自分でやるから!」

と言ってもまだスーツケースを離さない。

怒涛のような攻防をした挙句


外に出た時にはいなくなっていた。


「今の危なかったよ」と玄さん。

ムキー知っとるわ!そんなこと!!」

(一人が傘で隠そうとした隙に。。。  

玄さんが後ろから体当たりしてくれて

難を逃れたらしいが)


親切なふりして財布を狙ったのかも

しれないけれど、取られた後だから

もうないんだよ、あたしの財布凝視


全くもって弱り目に祟り目。

一日に二度も狙われるとはね。

もうハートがズタズタ悲しい


ローマの第一歩は

ホテルへの道もわからなくなり

雨に濡れながら重い荷物を持って

とぼとぼと歩くのであった。