奥さま百景、原谷苑。京都の旅。 | Go PARADISE Go!

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RUNときどきHAWAII。初フルはホノルル。HAWAIIホーリック&時々海外レース。フルのベストは3:52:43。50分を切りたい。キティーをかぶってますけど、いつだって本気で走ってます。

どもども。オバ奥さまたちと京都に行ってまいりました。

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が、いきなり今週いぞがじぐなりまして、旅の記録は放ったらかし。最後までたどり着かないかも。
ご興味ある方は大していないからいいかしらん。

いやはやシッパツ前からドサクサ(自業自得であるが)のあった珍道中。PPMさんの「おしゃべりしすぎて、周りの方の顰蹙を買わないように」を胸に旅立ったが、オバ奥さまたち各々のオットがこれまた同じ注意をそれぞれの妻に与えており、お静かにしているつもりだったにもかかわらず、すいませんすいません、新幹線の通路を挟んだ向こう側のビジネスマンがイヤーな顔をして2度ほど席を立ったのを見逃さなかったピナコラです

この人たちとのちゃんとした旅は初めてです。むかーし、合宿の引率とかを一緒にしてから幾星霜。。。

変わっとらん。中身は。
外側はそれなりに幾星霜。

今回、旅のアテンダントは京都に何度も行っているC秋奥さま

それゆえ、それ以外の3人はガイドブックも買わず、何の下調べもぜず、ついていくだけの楽々パック。

「どこに行きたい?
今なら奈良も特別展示してるよ」

「あ、奈良もいいねえ」わたし的には奈良も行きたいが「金閣が見たい」。秋に行った清水寺もそうだったけれど、ベタな京都の観光地の記憶がほとんどないんです。修学旅行で金閣に行っているはずなのに

「うおー!金閣寺、ビカビカー!スゲー!」と思ったんだと思うけど、もしかしたら平泉の金色堂と混同している可能性がなきにしもあらず

が、大した意思もないのでダメならダメで別のところでもええです。

「じゃあ金閣からでいいかな?それならどこぞのお寺とどこぞの神社とどこぞのなになにに行けるけど」

「いいよいいよ〜C秋の行きたいところでいいよ〜」

なし崩し的に金閣からにけってー。

お昼は何にする?
「え?お昼〜?」

昼メシのことは考えておりませんでした。

「どこぞの近くに湯葉料理があります」

「じゃ、湯葉で」

全員さしたる意志はありません

「そこの近くに美味しい粟餅のお店があって、行ってみたかったんだけど」

「いいよいいよ〜C秋の行きたいところに行きなよー」

「京都はバスの1日券がなにがし、3回乗れば元を取れるけど、どうする?」

バス?4人ならタクシーに乗っても一緒じゃね?

「じゃあ途中で決めればいいんじゃね?」

急にメンドくさくなるオバ奥さま方(含むピナコラ)。
「とりあえずホテルに荷物預けた方かいいんじゃね?」

そのようにして、意思ある一人とさしたる意志も持ち合わせない三人の旅の行程は進行して行く。


すっかり金閣に行くつもりでホテル前からタクシーに乗ったところ

タクシーの運転手が言うのです。

「京都はどこを見るの?」

「はあ、まず金閣」

「京都と言ったらこの時期はなに?桜ですやろ
※京都弁はイメージです

「はあ、満開でねえ、良かったです」(まだ牧歌的。以下ピナコラ心の声)

「原谷苑はいかへんの?」

「???」(原谷苑ってなに?)

「あ、個人のお庭ですよね。桜の時だけ一般公開してるの。
すごく有名なんだよ」(さすがC秋)

「死ぬまでに一度見た方がええよ」(やけに原谷押し?)

「今日は公開してるんですか?」

「ほれ、ここ。電話して聞いたらええ」とおもむろに自分のスマホを取り出しC秋に押し付け電話をさせる運転手(ん?これはなんだ?この押しの強さは。晴天俄かにかき曇り。。。次第に
疑心暗鬼になるピナコラです)

成り行き上しぶしぶ電話するも繋がりません。
すると原谷に向かうシャトルバスが道を曲がっていくのが見える。

「バスが出てるってことは開いてるということですやろ
」(どうしても原谷に連れて行くつもりだよ、このおっさん)

「金閣から近い?どのくらい?」

「金閣のちょっと先」
(ってか、タクシー代の問題)

「どうする?物は試し。行ってみる?」

「料金いくら?」

「原谷はね、花の状態で値段が変わりますのや」
時価っちゅうことかい⁈)

「今はどれくらい咲いてるんスカ?」

「今年はな、まだ行っておらん」
なんだよーー、じゃあ、ダメじゃん、オッさん!)

「でもまあ、ここまで来たんだし」
と原谷苑までと決めた途端

「そのあとはどこに行きなさる?金閣の後」
さらにグイグイきた)
「1日車で回ったらええ
なんだよ〜、結局チャーター押し売りじゃんこのジジイ!イヤだよあんたと一日中付き合うのは

結構です!

原谷苑。

入園料は1200円。割とお高い。

どれどれ、どんなんです?

果たせるかな
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1200円ではあんまり咲いてない

無理やりキレイだと思い込もうとしたが、どう見ても3分咲き程度。しかもですね、明け方まで雨が降っていたらしく地面がぬかるんでいるんですよ。花よりも地面を見ていないとすってんころりん、ろくでもないぬかるみにはまり込みそう。ハマったらあーた、目も当てられません

さらにぬかるみからそこはかとなく、というよりはかなりの肥やしのニオイもうええんとちゃう?ね?
シャトルバスの姿が見えたので素早く退散。滞留時間10分程度。1分120円。

いや、綺麗は綺麗なんだけどね。
咲いてないだけで。

注)さっきホームページを見たら入園料1500円になっていた。しかも花の状態まで記載されていた。確認してから行くんだったな。今週末はえもいわれぬ天国のような桜が見られるかと思います。たぶん。

くそタクシーのおっさんと原谷苑に高い授業料を払ったおかげで、その後の桜はどこを見ても素晴らしかったですよ。

そうして京都に着いたばかりで、なんとなくはんなりのほほんとしていた奥さまたちは、これをきっかけにフンドシをキリリと締め直し、普段のオバはんに戻ったのであります。足元見るなよ、コラ!



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花の中の奥さま