卓球愛ちゃん
。4～5歳の頃からの一挙手一投足を日本国中の誰もが知っている。
そんな女の子はなかなかいない。
難しい人生だと思う。
注目されている割には、最近までさしたるタイトルにも恵まれなかった。
ずっと、なにかが足りない感じだったのだ。
石川さんに先に行かれたし、平野さんの憤怒の形相にはとても及ばない。
時々グレたくなることもあったと思う。
（子役なんかではありますね。泥沼にハマっちゃたりする場合が）
でも、そんな風にはならなかった。
とにかく日本の卓球界は福原愛をおいかけてメジャーになった。
この数年の間で愛ちゃんの中で何かが変わったのだと思う。
筋トレに取り組むようになったとか（←だいたい筋トレしない卓球界
というのも不思議だけど）苦手の克服とか。
カチンっとスイッチが入ったみたいに。
メダルに手が届いた時に、
「長かった」と愛ちゃんは言った。
なんだかもらい泣きました。
私たちが卓球愛ちゃんという小さな女の子を知ってから
20年の月日が流れたんだから。