犬の理解を進めていくには | Having FUN Workingdog Training

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ドッグトレーニングのことなど綴っています

たまにはLesson風景を。



タッテ(キリツ)の練習。
Sくんはとてもマイペースなコ。
そして今までのトレーニングでママが助けてくれる、なんならボクのいうことを聞いてくれる?って思ってるかも😭
この日のレッスンで、「オヤツの手を前に出してないとタッテしない」というので、じゃあ手の位置を上にしてやってみようって難しいことを言っちゃう私。
手の位置が変わることでオスワリはしやすいけどタッテはしにくくなる。一回オヤツから意識をそらしてタッテという行動することに意識を切り替えなければならない。
この切り替えが訓練にはとても大事。
言葉を理解してればできるはず。
できれば理解も進むし、自信にもなる。
わかりやすく丁寧に教えるのは大切だけど、できるようになるにはオヤツさえも時には誘惑として利用する。

オヤツを使わないではなくて、オヤツさえも無視して自発的行動を引き出している。

やらせるではなくて犬に選択させる。
やらないことを怒ってできるようになるかもしれないが、それではwin-winではなくなる。
飼主さまはとっても褒めるのが上手。
なので動画の後半は褒めの声が入ってます。



犬の訓練って服従させたり無理やりさせて、犬は楽しくて笑ってるのではなくてストレススマイルなのに人は気づいてない、上を向いて歩くなんて強要するのはかわいそう、ロボットを作りたい訳じゃないなんて言われることもある。

でも、一生懸命に考えてるSくんの表情や正解を見つけたときの「やったよ!」「これでしょ!」って穏やかだけど強い目の表情に私はこの上もなくしびれて幸せを感じてしまうのです。
ここからまたステップアップして最終的にはオヤツを手に持たなくても声符ひとつでできるようにしていきます。
大事なのは、カタチができることではない。
Sくんのようなマイペースなコは感情が表面に出にくいし行動に現れにくい。
使役犬でもないから、常に仕事を待つという意識も薄い。
集中させることも難しいけど、飼主さまの努力で今がある。
いつもレッスン受けていただきありがとうございます❤️
飼主さま、ノーズワークのインストラクターもされてます。Instagramのアカウント「compawnd」で練習会などの情報が見れます。