住宅街を歩いてお散歩してると、こちらに向かって歩いてくる小型犬がいました。
15mほどの距離に近づくと激しく吠えて、飼い主さんはリードの先で暴れたりくるくる回ったりしながらギャンギャン吠えてる犬を持て余したように立ち止まるのが精一杯の様子。
何度か見かけるこの小型犬に飼い主さんはいろいろ試みてはいた。
最初は見せないようにご夫婦で協力してどちらかが犬の前に座り壁を作ったり、オヤツを鼻先に持っていって釣ったり、「おすわり!」と言ってみたり。
しかしもう3歳ぐらいにはなるだろうか?一向に良くならない。
最近では飼い主さんも慣れた様子でこちらが通り過ぎるのをひたすら待ち、その間犬は大興奮で吠えまくっている。
飼い主さんは目が合うと申し訳なさそうな顔はするが、ヘラヘラ笑ってる。
犬が吠えたり興奮したりする状況に飼い主が慣れてしまうという現象は割と多い気がします。
これが大型犬の場合、他犬や他人に危害を及ぼす恐れや恐怖心を与えてしまうなどから、継続的に努力せざるを得ない。
しかし、小型犬となるとどんなに怖い顔して吠えていても、飛びかからんばかりに暴れていても、どうにかなってしまうことと世間の目も緩やかなので、飼い主もこの子はこういう子なんだから仕方ないと諦めてしまう。
先程の小型犬も同じように諦めてしまったのかなと思っている。
トレーニングの方法は誰かに習っていたようですが、タイミングが悪すぎる。
目の前に居る犬に対して興奮してしまったその子にオヤツを見せようが、「おすわり」と言おうが聞く耳はない。
トレーニングは方法ではなくて全てタイミング。
まずは犬の意識がこちらに向いていなければ何も通じない。