犬のトレーニングというと、トリックなどができるようになるととても嬉しいしやる気になります。
私はまずターゲットトレーニングをやっていただくのですが、犬がターゲットに行くことだけで最初はとても嬉しいものです。
次のステップは距離を出す。
この段階であきらかになるのは、今までの犬との接し方です。
犬は過保護にされてるとなかなか飼い主から離れられなかったりします。
ちょっと距離が離れたことで、自分で考えたり、行動したりできなくなる。
「頑張ってやってごらん。」と、犬を自由にさせてできるのを待つ姿勢に飼い主さんは気づいていきます。
同時に犬はそんなにフォローしなくても自分で考えて行動できるのだということを知ります。
犬は決して保護するだけの対象ではなく、自分で考え行動ができ、それによって喜びや自信を得ることができる動物なんだと理解できます。