
「血が出ていないのに、ここが凄くいたいの。」
と言って、小さな男の子は、自分の胸を指し示しました。
「体に作った傷は、血が出て、とても痛そうに見えるけど、
時間が経てば,その痛みは消えていくの。」
「それから、薬とか使えば,体にできた傷は
跡形もなくなくなってしまったり、痛みから早く回復したり。。。」
おねいさんは、そんな事を,小さな男の子に伝えました。
そして、
「でもね。心にできた傷は、血が出てなくてもずーっと、ずーっと痛むものなの。
そして、傷を治す為の薬はないし、その傷は一生残ってしまうものなの。」
男の子は、とても悲しい顔をして,おねいさんの言葉を聞いていました。
そして、おねいさんは
「1つだけ、心の傷を癒す薬があるの。」
それを聞いた男の子は、ぱっと笑顔を見せました。
「それはね、気をつけないと,気がつかない物だったり、、」
お姉さんは続けて、
「ここに感じる、暖かい物に気がつかないと、いつまでも心の傷が直らないのよ。」
と、ニッコリ笑いながら、胸に手を当てて、男の子に言いました。
「心に感じる暖かいものって、なーに?」
男の子は,おねいさんに聞きました。
「それはね,愛っていうの」
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愛は,私達の周りに、沢山溢れています。
「言葉で言わなければ,愛は伝わらない」
と言うかもしれません。
でも、ちょっとした、相手の優しさや,心使い,思いやりに,胸が暖かくなります。
それって,相手からの愛を,気がつかないうちに、受け取っていることです。
自分が求めている「愛の形」だけが,愛だって言うのなら,一生、身近に溢れている愛の存在に、
気がつかないかもしれません。
身時かな愛の存在に気づき,受け取り,そしてお返しする。
愛が,循環するように,心の暖かさに、敏感になりたいものです。
それでは,皆様、素敵な一日をお過ごし下さい。
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