今年3月末のオークランドの失業率は6.6%だった。

この中には夫も含まれる。

ここ数年ニュージーランドの景気は良くなくて、建設業界は影響が大きい。

4年前、夫の元上司の転職先に誘われて入った会社は2年前に景気悪化に伴って夫の所属部門のみ別会社に売却した。

部門のみ購入した家族経営の会社は、業績が伸びず身銭を切って営業を続けた後、去年末リストラに踏み切った。

これまで会社が持ち堪えた方が驚きだったので、夫がリストラされてもやむを得ないと受け入れた。

失業後、夫は家の手入れを精力的にしてくれた。

外庭に階段と手すりを作り、部屋の扉のペンキ塗り、食器棚の建て付け修理、高圧洗浄機を使ったフェンスやドライブウェイの掃除、裏庭の開墾。

もうやる事がなくなって、就職活動を始めた。

元上司の再転職先で単発の仕事をしながら2ヶ月の就職活動後に決まった職場は、前職より給料は下がるけれど、業務規模が違い、行政との大口契約があるいわゆる安定した会社。

今の私の好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」だ。

 

 

ここ数年の雨続きがやっと終わった気がする。

2023年からひたすら雨で、去年は10月まで5日と晴れた日がなかった気がする。

その後は晴天続きで、やっと雨の時期が過ぎた様子。

エルニーニョとラニーニャ現象は複雑過ぎて理解できないけれど、

2023年の豪雨以降、家の中に入って来る虫の種類が変わったり

何がどうと理路整然と説明はできない長期的な気候変動を感じてます。

去年10月の帰省後から始めた減量。

ちょっとした運動や炭水化物を避ける位では結果が出なかったので2月から食事量を減らす事にした。

食べながら量を調節するのは私には難しいので食べない。

お腹が減ったら水を飲む。

空気しか摂ってないのに体重が増えるなど不思議な時期もあったけれど、2ヶ月で希望の体重になった。

 

これまで、突然の倦怠感に備えて飴玉や甘い物を常備していたけれど

食事を抜かしてだるくなることはなかった。

また、食べ過ぎでもないのに日本から持ってきた漢方胃腸薬を飲む機会が年々増えてきた。

次の帰省までもつか気を揉んでいたけれどこの2ヶ月は漢方胃腸薬に手をつけていない。

 

夕食を抜いた翌朝、散歩に出掛けて空っぽなお腹に新鮮な空気を吸い込むのが気持ち良い。

私には食べないダイエットが向いているようだ。

毎週末、母と電話する様になって一年近く経つ。

 

それまでは、月一で近況報告をする位で母の愚痴の聞き役に徹するだけだった。

せっかく育てた子供が親を捨ててまで男の尻を追っかけて海外に逃げたと親戚になじられて情けない

という話がいつぶり返すか緊張しながら普通の会話の表面をなぞるだけの時間。

 

関係が変わったのは、私が犬を亡くしてから。

家族同然の犬を亡くして初めて、子を亡くした親の痛みが少し理解できた。

母は、母親(私の祖母)を癌で亡くした4ヶ月後に息子(私の兄)を交通事故で亡くした。

当時の私は未熟で、母の痛みを受け止め切れず、落ち着いて話を聞いてあげる事ができなかった。

30年も経ってしまったけれど、母に辛い時期を乗り越えた労いの言葉をかけて、やっと同じ目線に立てた。

 

また、日々起きる問題も大体の事は仕事、お金、人間関係のどれかで、

不謹慎ではあるけれど死ぬ程の問題ではないし、例え家族を失ったところで母が乗り越えたのだから

私も前に進めると少し大らかに構える事が出来る様になった。

 

以来、母親にも軽口を叩ける様になって、母は私との会話が週一の楽しみという。

夫が、「最近電話口からお義母さんの笑い声が聞こえるね」と言った。

瞬時に上手く説明できなかったけれど、こういう事。

裾上げは難しい。

ミシンをかける作業は好きだけど、そこにたどり着くまでの作業が多い。

計画を立てて、計測、裁断、アイロンをかけてやっと縫製できる。

なので、裾上げせずに20年経った物もある。

最近さらに新品を買い足したので合計5本、裾上げする事にした。

ラジオを聴きながら日曜日一日を使って完成させて、達成感で気持ち良く寝れた。

これからは、自分のサイズに合ったパジャマのズボンを穿けるのが嬉しい。