いつか 原本を買おうと 思っていたんですが、当時は トルコで本屋に行けば すぐ見つかるだろうと 思ってました. ところが、折り悪く(?)フランス語原本の版権が切れたため、いろんな訳者の本が 出回る結果となり、Erdoğan 版は 書店から 消えてしまっていました. 友人にも 頼んだりしたのですが 見つかりませんでした. 何年もたって、やっとのことで アンカラの古本屋で「うちには ないけど ネットで見ると イスタンブルの古本屋に あるようだから 欲しいなら 取り寄せてやる」と 言ってくれるところが 見つかりました. というわけで やっと手にしたわけなんですが、それまでに 本屋をめぐっては 見つけた 別の訳者の本が 結局 8冊も 手元に集まっていました.
取り寄せてくれた書店で そのことを話すと、「何の目的で そんなに集めてるの? 何で Erdoğan 版が そんなに欲しいの?」と 訝られました. 実は、「星の王子様」には トルコ人にとって微妙な部分があり、その部分を詮索しているのかと 疑われたみたいです. もちろん そういう理由ではなくて、もともと 若い頃 フランス語を かじりかけていたときに "Le Petit Prince" を 読んだのが 最初のきっかけ. フンドゥクさんのブログで 興味が再燃. 当時、日本でも 何冊もの新訳本が 話題になっていて、テレビでも 「星の王子様」の apprivoiser (飼い馴らす?)というキーワードが 解説されたりしてました. それほど長くなく 読み通しやすい、トルコ語版の場合 本自体も薄く 値段も安い・・・という条件も 大きかったかも.
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「星の王子様」の各種訳本比較
古い鉄道の駅舎 イズミル・ボルノヴァ
