虹のゆきに咲く  姉妹店 -8ページ目

虹のゆきに咲く  姉妹店

虹のゆきに咲くの姉妹店です!
恋愛小説以外も書いていきますのでよろしければお読み下さい!

三島 成美 様

僕は歩いているが方向は曲がりくねっている
しかし進む距離は最短だ
成美さんの距離は最短ではなかったね
進む道はもしかしたら
そこまで来ているのかもしれない
ただ時期がきて
成美さんがそれを知った時が僕が一番恐れていることだ
また、今日も届かない手紙をだすのだろう

山下 光明



山下 光明 様

待ちます、待つのは大丈夫です
ただ、切なさという感情と悲しみという
感情が私を覆いつくしています
例え帰るのが遅くてもいつまでも待ちます
しかし、この感情が光明さんの胸に届くのが何より怖いです
私という存在が光明さんの心を惑わすからです

三島 成美 



君はどうして、そんなにしっかりしているんだ
しっかりしているというより強引かな

そもそも君はという言い方はやめてください
私は三島 成美という立派な名前があるのです

ああ、わかった
すまない、三島さん

三島さんは堅苦しいから成美でいいです
じゃあ、成美かな

呼び捨てじゃ駄目ではないですか

成美さんだね

そうです

じゃあ僕は

光明さんです
当然じゃないですか

すぐに怒るね

光明さんがデリカシーに欠けています

まあ、説教はやめよう
いいかな

説教ではありませんがわかりました

ゲームしようか

成美さんの麦わら帽子があるよね
俺がクルクル回して投げるから
それを早く取ったほうが勝ち
僕が勝ったら
ほっぺと額と口にキスしてあげるよ

本当ですか

光明さんは恥ずかしがり屋な人だから
わざと負けるのよね

まあ、やってみよう

はい

ほら、あっちに行った

キャー

走れ

曲がりましたよ

あっちに走れ

キャー

捕まえた
じゃあ、約束だね

もともと、わざと取りやすい方向に投げたのでしょ
しかもキスはさっきしました

ほっぺと額はしていないよね
もう風はやんだけど恥ずかしくないよ

恥ずかしかったのは光明さんの方でした

そうだったね
そこまで言うなら目的を変えた

どう変えるのですか

成美さんの胸を触るのさ

ほら

キャー

ハハハ

逃げたな

ほら

キャー
やめて下さい

駄目だよ

ほら、追いついた

キャ

倒さないで

最初の約束のほっぺと額にキス
胸は触れない
触れる必要はないから
強く抱きしめたら体が触れるだろ

どうして、最初と違って
そんなに強引なのですか

純情なふりをしていただけさ
油断させただけだよ
これからどうしようかな

やめて下さい

さっきの強気はどこに行ったのかな
仕方ないな
僕も一応紳士だから謝ったら許してあげるよ

ごめんなさい

わかった、じゃあ一緒に帰ろう

手をつなごうか

はい

でも帰る方向が逆だね

そうですね

じゃあ、せっかくつないだ手を離そうか

はい

やっぱり駄目だこっちに来て
抱きしめてあげるよ
 

あらすじ

鹿児島知覧の特攻隊の話しです、太平洋戦争も日本は負け戦になってきました

そこで軍部が考えたのが、若い青年に片道分の燃料費のみで、アメリカ空母に突撃すると言う無謀な戦略を立てました

若い青年は16歳のあどけない子供と言ってもいい青年まで駆り出されました。

本作品においては恋人同士の悲しい運命を描いております

 

 

三島 成美 様

空から星がふってきたよ
あの人の気持ちと共有していることを願う
成美さん今どこにいるのだろうか
昼になるとセミの声がやけに騒がしい
僕は学徒出陣で自分の意思と反する行為をしなければならない
どうして争わないといけないのか
戦争は自己の欲求を満たすだけの道具ではないか
おそらく、この手紙も検閲で届かないが
そもそも君の行方がわからないから意味がない
自分の自己満足にすぎない
ただ君に会いたい気持ちに偽りはない

山下 光明 


山下 光明様

星の下で雪と雪が出会った日でした
今の私達を予感するように消えてなくなりました
しかし、二人で手をあわせたら違う結果になりました
雪は解ける運命だとしても私の想いは雪のようには解けません
光明さん今はどうしているのでしょうか
雪のように溶けてなくならないことを祈ります

三島 成美



ほら、麦わら帽子が飛んでいったよ
追いかけないと
今日は風が強いね
僕の君への想いと同じくらい強いよ

北風が吹こうとも私は簡単には受け止めないですよ

捕まえた
ほら、かぶしてあげるよ

ありがとうございます
本当に風が強いですね

もっと長いスカートをはいてこないと

わざとだったらどうします

そういう怖いことをたまに言うからね

私自身も怖いですか

そういう言い方はさらに怖いな

じゃあ、他は怖いところはないのですね

う~んどうだろう
君に会ってまもないからね

それでは、もっと怖い思いをさせてあげます

え、なんだろう

私にもっと近づいてください

どうして

あまり考えないでください

もっとです

この位かな

いえ、もっとです

もう、これ以上は近づけないよ

抱きしめてください

いや、突然言われても困るよ

私は怖い女性ですか

いや

だったら抱きしめられるでしょ
私は恥ずかしくないけど
目をつぶってあげますから

わかった
これでいいかな

それだけですか
大事なことを忘れていませんか

なんだろう

教えてあげますキスしてください

恥ずかしいじゃないか

じゃあ、私がしてあげます
できたじゃないですか

恥ずかしいよ
あそこに人がいた

私の長い髪で隠れましたから大丈夫です
 

 

ベッキー、この村だったら大丈夫じゃないか

 

やっぱり太一さんまで、巻き込みたくありません

私一人で逃げます

 

いや、僕は君と一緒に死ねたら本望だ

そういう悲しいことを言わないでくれ

 

ごめんなさい

 

この山奥で生活しないか

 

でも、食事やお風呂はどうするのですか

 

その都度、下に降りてなんとかしよう

 

はい、私も食材さえあれば料理を作れます

 

他に準備するものは揃えた

よし、これで大丈夫だ

 

夏の季節だけど、山は涼しいね

 

そうですね

 

ほら星が見える

 

本当ですね、私はいろいろと忙しくて

星を見る機会がありません

 

そうだよね、なにせプリンセスだからね

 

プリンセスと言っても・・・・・

 

どうしたんだ、教えてくれ

 

ごめんなさい、こればかりは

許して下さい

 

わかった、僕に言えないということは

何らかの事情があるのだろう

言わなくてもいいんだよ

 

ベッキーが転入してきた時

びっくりしたよ

瞳は青だし髪も茶色

でも優しくて綺麗だし

いつも、そばにいたかった

 

私は太一さんがロープをつかんで船まで来てくれて

助けに来てくれたのは、とても男らしく、素敵でした

太一さんに抱かれたい

もう大丈夫ですか

 

う~ん

多分

 

ふふふ

 

山から降りるのは大変だね

 

太一さんがいるから大丈夫です

ここで火をおこして

食材を使ってつくります

 

すごい、上手だね

でも、毎回は大変だね

 

あんた達なにをしているんだね

 

いろいろ事情があって

実は・・・・・・・・・・・なんですよ

 

私の家に泊まりなさい

ちょうど寂しかったからね

 

私はキリというから

 

僕は太一、彼女はベッキー

 

おや、そうだね異国の人だね

 

はい、そうです

 

ここで楽しく過ごしなさい

 

ここは暖かいし、涼しいんだよ

 

お母さんと思って過ごしていいよ

 

ありがとうございます

 

ここは田舎の村の外れだから悪い奴はこないよ

着たらキリがやっつけてあげるから

 

ハハハ

 

そうだ、夕食を作らないと

私が作りましょうか

 

あんまりいい物はないよ

 

大丈夫です

 

あら、あんたも料理が上手だね

二人とも私の養子になってくれればいいのにね

 

おはようございます

光明さん、昨日は無理に誘ってしまって
ごめんなさい

いえ・・・

みどりさんには、絶対に内緒にしてあげますからね

お願いします

また、今日も補講をしましょうか

ええ、今日もですか

継続が大事です

そうですね




じゃあ、はじめましょう

先生、よろしくお願いします

じゃあ、昨日の続き99ページから読んで

はい

今日も読めないのね、まあ仕方ないわね
じゃあ、復習をしましょう
光明君、ちゃんと勉強しないと単位あげないよ

だって、先生、昨日は

あれとこれとは別

はい

じゃあ、また明日ね

はい




光明さん
様子が変よ何かあったの

いや

居酒屋に行かない

今日はやめとく
な~んだ、今日はどこもいかないの

そうだね、みどりさんは本当に俺のことが好き

そんなことを聞かないでください
怒りますよ

そうだよね、ごめんね

でも、なんか元気ないですよ
補講はまだ、あるんですか

多分

多分
はっきりわからないの

僕の英語の上達次第だから

そうなんだ

ごめん、今日はそっとしておいて

うん、わかった
ゆっくり休んでね

ありがとう




あら、光明君

先生

やっぱり食事だけいかない
昨日の疲れがあるから少しだけね

そうですね

どこに行く

先生におまかせします

じゃあ、イタリアンに行きましょう
光明君、ワインは飲んだことある

いえ、ないです

少しだけ飲んでみない
そんなに強いお酒じゃないから大丈夫よ
ボトルを二人で飲みましょう
飲んでみて

わかりました

光明君、ピザがきたよ
ワインも来たから乾杯しましょう

乾杯
飲みやすいでしょ

そうですね・・・・

せっかくだから、飲み終わりましょうか

はい

先生、なんだか急に酔ってきたみたいです

大丈夫

少し長椅子で横にならせてください

でも、じゃまになるわよ

そうですね

すぐ目の前にビジネスホテルがあるから
そこで休んで
このままじゃ帰れないでしょ

はい

光明君、お酒は弱いのね

昨日、飲みすぎたからかもしれません
先生、気分が悪いです

じゃあ、背中をさすってあげる

すみません

今日はここに泊まって行って
私は帰るから
 

 

よろしくお願いします

こちらこそ

これから始めましょう
じゃあ、教科書98ページを訳して読んで

はい

・・・・・・・・・・・・・・・

違うじゃない
3行目がおかしいでしょ
ちゃんと予習してきたの

いえ

そんなことだから単位を取ろうという
気持ちがないのよ
私の授業は厳しいから大丈夫
単位を取るということは一筋縄じゃないのよ
わかった

はい、すいません

じゃあ、明日までに訳してきて

じゃあ、マンツーマンだから私と英会話しましょう

え、何を言ってるの意味がわからないわよ
このくらいの英会話は小学生でもできます

まあ、そろそろ
時間が来ましたので終わりましょう

光明さん

は、はい

お腹すいていませんか

少しすいています

今日、少し飲みたい気分なのよ
付き合ってくれないかしら
単位もあげるわよ

はい、大丈夫です

どこか、居酒屋に行きませんか

ああ、大丈夫です・・・

ここの居酒屋は美味しいの

そうなんですね

おいしいでしょ

はい

なんだか、急に酔いが回っちゃった

大丈夫ですか

うん、少しだけ
バーに行ってみませんか

もちろん、いいですよ

ここ、しゃれていません

そうですね・・・

光明さん、緊張しないでね
もう、男と女だから

そういわれても

何を飲まれます

ハイボールです

だから緊張しないでね

先生、大丈夫ですか酔っていますよ

いいの

私はウイスキーのロックで

乾杯

ハイボールはウイスキーがベースだから

私が下になろうかな

え、どういう意味ですか

もう、かわいい

光明さんは恋人はいるの

一応、はい

名前は

みどりです

そう
そうなのね

私とどちらが魅力的

いえ、ああ
先生、もう酔ってますよ

そう、光明さんが単位が取れないからって
私を誘ったからじゃない

いえ、そういう意味じゃなくて
ああ、体を近づけたら駄目ですよ

私のことが嫌

いえ

実はね、私は恋人と別れたの
さびしくて
さびしくて

私の気持ちがわかりますか

ええ・・・・・・・

じゃあ、この先に行きましょう