夫の舌がん発覚時のこと   からの続き

 

7月19日、大学病院で一連の検査結果を聞き、ステージⅠ期(T1×N0)ということで治験に申込み、7月31日に手術が決まった日の夕方、義父の近所の人が我が家を訪ねてきた

 

義父宅は「スープの冷めない距離」だけど町内会は異なる。義父の町内は朝と夕方2回、有志(リタイア後の方々)で町内パトロールを毎日しているんだけど、きょうは朝から義父の調子がおかしかったらしい。心配してお昼すぎと夕方2度訪ねたけどピンポンしても出てこないから心配して我が家を訪ねてきてくれたのだ

 

この時点で私たちが疑ったのは熱中症

義父(当時93歳)は基本元気だけど、熱が出ていても気が付かなかったり炎症が起きていても痛くなかったりと感覚がかなり鈍くなっていて、水分補給もあまりしないので熱中症がずっと気がかりだったから

 

だから、不用意にも夫に様子を見に行ってもらってしまった

義父は熱はなく、血圧も正常だから大丈夫と言っているとの連絡をLINEで受け、義父の感覚が鈍いのを知っている私は、夫に目の前で熱と血圧を測ったほうがいいと返信し、夫はそのとおりにして、1時間近く義父宅にいて、帰ってきた

 

念のため、私は翌日義父を近所のクリニックに連れていった

このとき義父は咳をしていたんだけど、それでも私は義父は熱中症だと思っていたから、クリニックから「咳をしているなら発熱外来になるから出直してくれ」と言われ時間指定されたのが気に入らなくて、私のかかりつけクリニックに義父を連れていった

ここでも発熱外来扱いとなったけど、ここは時間指定じゃなく、車で待機していたらDr.が車まで来てくれる。Dr.がピピッと熱を測ると39度近くあり、コロナの検査結果も陽性だった💦

 

このときの衝撃は今思い出しても相当なもので・・・

まだ義父には夫の舌がんのことを話してなかったから、義父には私の衝撃は伝わらない

 

さっそく夫に連絡を取ると、夫も咳が出始めたという。前夜義父を訪ねたときにそういえば義父は咳をしていたというのもこのとき聞いた

 

もうほんと迂闊だった

熱中症だという思い込みが、コロナへの警戒を怠らせていた

前夜マスクもせずに夫は1時間義父宅で時折咳き込む義父のそばで話をしていたし

私は狭い軽四の中で義父とクリニックの駐車場に長い時間待機していた

(義父はマスクせずに咳き込んでいた)

 

夫はその夜には発熱し、私は未明から発熱。喉もかなり痛いえーん

翌朝、同クリニックを受診すると、夫は陽性、私は陰性だった

ただ、私が陽性になるのは時間の問題と言われ、自宅待機が始まった

 

帰宅後すぐに大学病院へ電話し、数分後に主治医から私に折り返し電話がかかってきた

 

1,2週間手術が遅れるのかなあと思っていたけど甘かった💦

コロナにかかったら1か月は手術できないルールだということで、コロナ回復後に改めて受診し、手術日はそこから再度決めることになると聞かされた

 

次回受診は8月2日に決まり、まずはしっかりコロナを治すように言われた

 

せっかく治験に申し込んで早く手術してもらえることになっていたのに・・・ショボーン

 

もう喉は痛いし、熱もしんどいし、何より手術が1か月(以上)延びることで、助かる命が助からなくなったように思えて、悔しいし、つらかった泣

 

義父には夫が事情を説明しに行った

義父はといえば、コロナの症状は軽く(軽いからこそコロナと分からなかったんだけど)、2,3日でけろりとしていた

私たちへの感染源は間違いなく義父であり、義父はたぶん「一人カラオケ」で感染したんじゃないかと・・・

 

■8月2日 大学病院受診

 

主治医からまずは、コロナは残念でしたね、と言われ、治験は対象から外れたと聞かされた

舌の診察後(ある程度広がっていたらしい)、本来なら仕切り直しの手術日はこの日から1か月は先になるらしいけど、事情が事情だからと8月21日にねじ込んでもらった

 

8月9日 麻酔科Dr.術前診察

8月21日手術(20日入院 入院期間は約10日の予定)

 

お盆の親戚の集まりも延期した