毎年この季節になると書いていますが、今年も決算説明会の時期となりました。
当社(ジーキューブ)のお客様は、今週から来週にかけて決算説明会を実施する会社が殆どです。
ところで、決算説明会というと上場会社は皆実施しているように思えますが、JASDAQに上場している
会社には、決算説明会を実施していない会社が多々あります。
数年前まではJASDAQから決算説明会を実施するよう指導があったのですが、これが無くなったのを
機に「決算説明会をやらなくなってしまった」という会社が結構あります。
その中には、ESOPやらストックオプション・BBT(株式給付信託)やらの制度を社員や役員向けに導入
しているにも関わらず「決算説明会すら実施していない」という会社も少なくはありません。
コーポレートガバナンス・コードのスタート以降、上場会社(特にJASDAQ)のIRに対する意識が
「良い方向に変わってきている」と感じていたのですが、まだまだこのような会社もあるのです。
このような会社は、IRこそ積極的に取り組んでいませんが、業績が良く、堅実に成長している良い会社
ということが多いので、正直なところ「もったいないな!」という思いをいつも抱いてます。
(本来、このような会社は”感度”が高いはず(でないと業績も上がらない)なので、
IRにも少しは関心を持っても良いはずなのですが。)
このような会社でも現場のIR担当者は、自社のIRに問題意識を持っているのですが、社長や役員の
理解を得られず、決算説明会をはじめとした積極的なIR活動に取り組めないというのが、私の知る限り
良くあるパターンです。
ただ、このような会社でも私の経験上、担当役員が理解を示せば積極的なIRに前進できるので、
”IR担当者の担当役員を動かす情熱(もちろん行動も)と理論武装”を当社でサポートすることで、
※IR担当者の方々への”コーチング”とも言えます。
先述したような会社の中から「1社でも多くの決算説明会を実施(積極的なIR活動)する会社を出して
いければ」と考えております。