これは「命日」と言う話を聞かせてくれた泉さんとおじいさんの後日談です。
泉さんは、朝方に起きたおじいさんと少し話をしたそうです。
泉さんが金縛りにあっている時、隣のおじいさんの顔が少し見えていたそうで、おじいさんを起こそうと一生懸命になっていた時、彼女は、おじいさんがうなされている事に気付いたそうです。
おじいさんがうなされている間、枕元にはお遍路姿の人がおじいさんを見下ろしながら立っている、、、
そして、おじいさんはうなされながらも口元が動いていた。
まるで、枕元の人と会話をしているかの様だったそうです。
その事もふまえ、おじいさんに「どうしてうなされていたのか?」と聞いてみたそうです。
すると、おじいさんはこう教えてくれたそうです。
『弟が亡くなった日が、ちょうどお前が金縛りにあった日だった。
そして、幼少時代の思い出の中の夢だった気がする。
もし、枕元に立っていたのが弟だったのなら、命日に会いたくなって来てくれたのかもな、、、』と少し疲れたような、淋しそうな顔をして言ったそうです。
