朝読書 その2 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

前回の朝読書の記事で、次に読む本を、たゆたえども沈まず、と書かずに原田マハさんと書いたのは、実はもう一冊気になって購入した本があったからだった。こちらはすぐに購入できた。


たゆたえども沈まず、をアマゾンで調べていた時に他の原田マハさんの本も多数目に入り、その中の一冊を購入した。




リーチ先生!?聞き覚えがあるな、と思って検索すると、やはりバーナード・リーチ氏のことだった。そのリーチ先生とはイギリスの陶芸家で日本にも度々訪れて指導された人だ。

陶芸に詳しくもない私がそのことを知っているのは、1年くらい前だったと思うけれど、美の壺、と言う番組の民藝のやきもの、と言うタイトルの時を観たからだった。どれだけテレビばっかり観ているんだ、と言う感じだけれど、私の幅を広げてくれるのも確かだ。

その時に、バーナード・リーチ氏が訪れた湯町窯で、当時火鉢などを作っていた窯元で、そこにエッグベーカーと言うお洒落なイギリスの食器を指導し生み出してヒット商品になったことを紹介していた。

エッグベーカーなんて 初めて知ったけれど、二人暮らしの老夫婦にはほどよいし、お洒落ですぐに気に入って購入したのだった。



 



この器ごと火にかけられるし、そのまま食卓にだすことができる。


この生みの親がリーチ先生だったのだ。見ず知らずのイギリス人のリーチ先生、すでにこの世にもいらっしゃらないリーチ先生に再会したような気分になった。


このリーチ先生、と言うタイトルの本は、エッグベーカーを生み出した湯町窯ではなく、小鹿田焼きで有名な大分県日田市の小鹿田に滞在された時に、リーチ先生の世話係になった陶工父子の視線で描かれている内容だった。


それでも一挙にリーチ先生が身近になり絶対に読みたい一冊になった。


どれから読もうかな、と朝のひとときが楽しみになった。どれも読みたい本だ。朝読書と言う短い時間だけれど、チビチビとでも有益なひとときになる。