ありがとうブックと供養 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

先日とーさんはくぅのためにお墓を作ってやったりしたけれど、私にはもう何もしてやれることがないな、と思っていて閃いた。と言っても今更くぅのために何かができると言うことではないけれど、以前記事に書いたありがとうブックのことを思い出した。

ありがとうブックとは、本を寄付することによっていくつかあるNPOの中から選んでお手伝いができると言うものだ。







以前から多すぎる本の断捨離をしなくちゃ、と思っていて以前このことの記事を書いたのがすでに昨年秋のことだった。

あの時はすぐにでも本を送る勢いで記事も書いたくせに、意外に本を選別するのにも時間がかかるし忙しかったりと(言い訳だけれど)今までできずにいた。

けれど今回はくぅには何もできないけれど、くぅのお仲間のにゃんこを助けるお手伝いができれば、とおそらく本や絵本など約40冊以上を動物基金のために送らせてもらった。

これで殺処分される命を救えるそうだ。送り先はその基金に直接ではなく、別の所で本を査定し、その額が寄付される仕組みになっている。

前回着物の価値が買い取り業者ではほぼ無価値な扱いだと書いたけれど本も同様で、以前ブックオフに持ち込んだダンボールいっぱいの本が千円にも満たない額で情けない思いをしたこともある。

本でも着物でもそのものの内容だとか、価値とかではなく、売れ筋のマニュアルだけで買い取りされる。もしかしたら、古書としての価値のある本だったとしても、買い取り業者に行けばほぼ値がつかないだろう。バイトの子がマニュアルどうりに査定するだけなのだから。

千円にも満たない額を渡される侘びしさと言ったら心が寒くなる。以来誰かにもらってもらったり、寄付をしたりしてきた。その方がよほど気持がいい。

そして昨年ありがとうブックのことを知ったのだった。今回は真剣に寄付する本を選んでとりあえず40冊以上を箱に詰め込んだ。二箱分あった。




これは着払いも可能なのだけれど、その分寄付額が減るので元払いにして、二箱で3000円の送料を支払った。



かなりの重さなのだけれど、ゆうパックにすると家まで取りに来てもらえて助かる。

メルカリなどで売れば少しはましな額で売れるかもしれないけれど、一冊ずつ梱包したりの手間暇を考えたらこうしてまとめて寄付できるシステムは有り難い。

それでもなかなか手放せない思い出のつまった絵本などはまだまだ沢山あるものだ。




くぅはもう戻らないけれど、一匹でも助けられる子がいるなら嬉しいと思う。私はくぅを助けられなかったから。私にできるささやかなことだけれど。

こんなことになってしまった(くぅの交通事故死)けれど、一匹だけかもしれないけれど、くぅは仲間を助けたんだよ、と伝えたい。くぅの供養になればいいな、と思う。