ふしぎ駄菓子屋銭天堂 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

前にうたが来た時にたまたま一緒に観たアニメ、ふしぎ駄菓子屋銭天堂がとても面白かった。うたがいなければ観ることがなかったと思うのでうたに感謝だ。家でもいつも観ているそうだ。

そういえば、本は児童書として出版されていることは知っていたけれど、アニメ化されていることは知らなかった。一話完結のほんの10分ほどなのだけれど、惹きつけられてしまう。こういう感じの不思議ではない普通の駄菓子屋に子供の頃10円持って行ってたな、と思い出す。







個性的な駄菓子屋の主人紅子さん。年齢不詳。


墨色のにゃんこが招く。墨色とはなんと素敵な言い方だろう。うちのくぅちゃんのこと、黒猫くぅ、なんて言ってたけど、墨色くぅ、と言ってあげればよかった。

うたがいない時も最近は録画をしていて一人で観ている。

タイトルの通りのふしぎな駄菓子屋で、誰もが辿り着くことができるわけではない。辿り着くことができるのは幸運な人だけ。ただ、一度辿り着けても、再びは辿り着くことはできなかったりする。

先日観たのはしわとり梅干し😆 私とうたのような😆 孫におばあちゃんシワだらけだね、って言われた女性がしょぼくれて歩いていると、なんとなく辿り着く銭天堂。そこでしわとり梅干しを買う。

食べる度にしわがなくなるけれど、注意書きに、一回に食べれるのは3個だけ。それ以上食べると副作用が。

けれど、しわがなくなり若返るごとに、人はつい調子に乗って、もっと、もっと、と3個以上食べてしまって、以前よりしわしわになってしまう。

それを治すには、誰かにしわとり梅干しをたべさせる、と書かれていた。

そんな時に孫が悪者に連れ去られかけているのを発見し体当たりで孫を助けようとする。そしてしわとり梅干しを、悪者の口に投げ込むと、悪者はしわくちゃになり逃げていく。

孫も助かり、しわくちゃではなく、以前と同じシワに戻った女性だけれど、孫に慕われありのままの自分の幸せに気づくハッピーエンドだった。

そういえば、うたも、たまに私がおばーちゃんもう年とっててだめじゃな、なんてことを言うと、おばーちゃんは、年とってないし、すっごく若くてうたより細くて、すっごく可愛いよ!とむきになって言ってくれる😂

ありがとう😂そんなことを言ってくれるのはうたしかいない😂それだけで充分私は幸せだよ😂歳とってても、細くなくても全然可愛くなくても😂

このアニメはハッピーエンドばかりとは限らない。人はやはりもっともっとと、欲を出したり、自分のために人を陥れようという心を持つと、恐ろしいバットエンドが訪れる。

このあたりはかつて観ていた笑ゥせぇるすまん、によく似ている。こっちは大人向けだけれど。


画像お借りしています。

尤もふしぎ駄菓子屋銭天堂は子供向けなので、バットエンドもあるけれど、ハッピーエンドも多くちりばめられているけれど。

笑ゥせぇるすまんだって、本人次第では幸せを手にすることが出来るのに、どうも大人は欲に溺れてしまい自制心を失いバットエンドに向かってしまい、ハッピーエンドを見たことは一度もない。

幸も不幸も本人次第!と言うことなのだ。銭天堂のオープニング曲の歌詞も素晴らしい。


墨色猫手招く

逢魔が刻においで

グミ チョコ ラムネと

ドキリがズラリ

ココにしかない品揃え

その手で選ぶ

運の分かれ道

紙一重という運命

奇想天外ふしぎをどうぞ

怪し嬉し蜜の味

なんでもお見通しの

唯一無二の駄菓子

5円でご縁結べば

幸も不幸も気まぐれ

ころりと転じて未来

それも自分しだい

銭天堂でお望み通り




私の人生も奇想天外ではないけれど波瀾万丈ではあったな、と思う。それも今思えば翻弄されていたわけではなく、紙一重で自分で選択した道だったんだろうな、と思う。これからの人生、ころりと転じてよりよく生きることも可能かもしれない🤗

ふしぎ駄菓子屋銭天堂を検索していたら、見事に言い得た説明がしてあった。

あったらいいな、の憧れとほんのちょっとの慢心で落ちる奈落、その両方が絶妙な塩梅で描かれているから面白い。

なるほど、さすが。私の長い文章を数行で的確に表現されている。プロには敵わない。まさに素晴らしい塩梅の文章だ。

私はこうはいかないけれど、私がいい塩梅に取り組むとしたら、もう少しして漬け込む梅干しくらいだ。それもしわとりではなく、普通の梅干しだけれど😆