表彰されるらしい | やまとうた響く

やまとうた響く

日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

今日仕事中、職場(知的障害者施設)の課長が何やら封書を届けに来た。なんでも私が勤続年数が長いので市の福祉協議会主催の福祉大会における表彰式で表彰されるらしく、その案内状だった。

確かに17年間勤務しているのでその功績が表彰されるようだ。パート勤務でありながら表彰の対象とされるのは有り難いことだと思う。

表彰式は10月後半だった。平日で当然仕事だけれど出席するなら勤務の扱いにしてくれるらしい。

それはさらに有り難いことではあるけれど疑問が残る。

10月後半にコロナは終息しているのだろうか?そんなことはまだ誰にも予測できないのに、福祉関係者、つまり施設従事者を300人以上集めた大会を開くのか?うっそ〜考えられないんですけど〜😳

コロナに対する感染防止対策を講じた上で開催するのだそうだけれど😳

いや何でもかんでも中止すればいいというものではないし、充分注意を払って行うことはいいことかもしれないけれど、施設従事者はだめなんじゃないの?医療従事者に次いでだめなんじゃないのかと思うけれど😳まして何が何でもやらなきゃいけないようなことではないのでは!?

私達の功績を表彰してくれるというなら、日頃の私達の努力を本当に理解しているのか疑問が残る。

地域的に田舎だしコロナ感染者も数人しか出ていない地域ではあるけれど、自分の子供達にも一年近く会えていないし娘の結婚式すら一旦中止しているのだよ私は!

施設で働いていなければ、子供達と会うくらいは会っていると思う。

そして我慢しているのは職員だけではない。利用者やその家族だってそうだ。

今は利用者のご家族にも施設に来て頂くことは遠慮してもらっている。どうしても、と言うご家族には別室でそこに利用者と会ってもらうようにしている。

お盆休みにも誰一人として帰省はなしになった。昨日も高齢のお母さんが会いに来られて、別室で職員付添の上会って頂いた。帰り際に利用者さんがお母さんのバッグをつかみ、自分も一緒に帰ろうとするのをなんとか引き止めたらしい。

この利用者さんはコロナが蔓延するまでは週末には必ず自宅に帰っていた人だ。それがもうずっと帰れない状態だったのだ。喋ったり意思の疎通のできない利用者さんだけれど、帰りたい気持をずっと我慢していたのだ。そんな様子を見てお母さんは泣かれるし、付き添った職員も思わず涙が出た、と言っていた。

こんな日々を過ごしていながら表彰式どころじゃない!お気持ちだけで充分!出席はどうしても、と言うわけではなく出欠のハガキが添えられていた。欠席の場合は職場か自宅に表彰状が送られてくるらしい。それで充分。私もよく頑張って働いてきたから。あとどのくらい働けるかはわからないけれど。そう長くはないと思うけれど。在職中にこうして表彰の対象になれただけで満足している。

なんだかね、出欠のはがきを記入しながら、次女の結婚式の招待状、親だけれど私達も欲しくて送ってもらい、その時は出席として投函したことを思い出す。結局式はひとまず中止になってしまったけれど。

まぁ、大切なのは中身だから。結婚式より幸せな結婚生活が一番だし、表彰式より、日々の仕事が大事!その日はいつものとうり出勤して仕事をすると思う。基本いつも人手不足なんだから。他の施設もそうだと思うけどね。ましてや施設従事者の集まりでクラスター発生なんてことになったらとんでもない話だし😱

はい、お気持ちだけ、と欠席のはがきを投函してきた。結婚式ほど残念ではなかった。