人生の彩り | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

一時期朝ドラのスカーレットを観ない時があった。ちょうど、旦那さんの八郎さんと若い弟子の女の子とが不倫に至るのか、みたいなシーンが続いていた時は、重苦しいな朝から、と見なかった。

このドラマのモデルだと言われている女性陶芸家さんが、実際に御主人の不倫で離婚されている。お相手は弟子の女性だと言う(・o・;) まさにドラマもそんな流れになるのなら見たくないな、と言う理由からだ。やはり一主婦としては不倫は好まないし、八郎さんには喜美ちゃんだけを見ていて欲しい。これも主婦の願望か!?

ドラマでは、二人は離婚に至ってしまったけれど、原因は不倫ではなく、陶芸への二人の姿勢の違いからだった。やれやれホッとした。八郎さんのイメージも壊れることなくドラマは進展していき、先週あたりから再び観るようになった。


八郎さんの好感度は保たれた。

その時に、私の世代では懐かしの烏丸せつこさんが久しぶりのドラマに登場して、名言を語っていた。芸術は、人と人とを繋いでくれるし、人を豊かにさせる、と。

そして土曜日の会話の中にも、人生を豊かにするのは、芸術だけではなくて、自分以外の人を思うこと、思いやり、添い、背負うことで自分の人生も豊かになる。と名言が聞かれた。


女優さんでも歳はとるものだ。いい味わいになられている。


昔は少し生意気な小悪魔的な魅力の女優さんだった。当時はそんな女優さんが多くて人気だったように思う。

それはともかく、誰かのことを思って生きる日々は自分の人生も豊かになっているのか!?とちょっと目からウロコが落ちた様な気がする。

今まで自分の人生を豊かだとは思っていなかったし、家族のことで振りまわされ忙しく大変だ、くらいにしか(・o・;) というか夢中で生きているから豊かだとか考えたことがなかった。むしろ自分の人生を生きれているのか、と心貧しく思えることすらあった。

それに、もっとお金があって、好きなことに使える人生なら豊かなんだろうな、とよぎることもしばしば。

そういえば、うたが喜びそうな物を選んだり、遊びを考えたり、他にも家族が楽にすごせたり、喜んでくれる時や、そう想像する時は大変さよりも確かに幸せな気持ちになる。

と言うことは、私は今実は豊かなのかな、と思えると、ほんとに豊かになってくる。気持が。そうか、豊かなんだ〜( ◜‿◝ )♡

誰かを思うのは家族には限らないけれど。ただ、今タイムリーでドラマでもヒヤヒヤした不倫は、いい悪いを置いておいても、心が豊かになるより、貧しくなる方が多い様な気がする。最終的に誰かは不幸になるのだから。

久しぶりに、以前ブログに書いた絵付け火鉢の時の記事を読んで見たけれど、いいなぁ、やっぱり。私の記事がではなく、スカーレットの1場面が。

芸術を楽しめるのは平和で気持が豊かと言うことだ。その時のセリフに、この火鉢を前にして幸せになる人のことを思うと、ついアホな顔して笑ってしまうんや。これも心をうつセリフだ。

さらにお金のことも、お金がないことに気持が負けたらあかん!名言だ。

そしてなるべく時間をかけて歩く方が力がつく。大変な道の方がようつく、とも語る。

私の人生は後半だけれど、まだまだ力をつけるべく生きる道のりだ。何の力だろうか!?と才能の欠片もない私は思うけれど、心豊かに生き抜く力だろう、と勝手に解釈して生きる勇気をもらった。

朝ドラはやはりこうでなければ。これから終盤だけれど、どうもまだまだ悲しい出来事に遭遇するらしい。あとひと月!ハラハラドキドキしながらスカーレット、観ていきたい。今後もどんな名言がでてくるのか、楽しみだ。朝ドラ自体私の人生に彩りを与えてくれている。