ザーーーーー


雨が降っている。


雨の音と共に軽音部のギターが響く。


もうすぐ文化祭だから練習にも気が入る。


ギター担当は佐倉律香(さくらりつか)


ベース担当鈴木美乃


キーボード担当岡崎桃


みんな同じ学年。


今年は新入生がくるかはわからない。


文化祭で部活紹介あるからそこで発表するんだ。


カッコイイとこみせるぞぉ。


律香 「おい・・。初音・・。」


初音 「え?な、なに?」


いきなり律香に呼ばれる。


律香 「・・・歌始まってるんだけど・・・・?」


初音 「あ・・。ごめん。」


桃 「まーまー・・。もう一回やろうー。」


初音 「うん・・。ごめんねー・・・」



ーーーーーーーーーーーーーー



初音 「はぁー・・・」


タメイキが廊下に響く。


もう7時だし・・・。


凛とか帰っちゃったんだろうなぁ・・・


暗いし・・。


帰ろ・・・っと。


靴箱へ行って外靴に履き替えた。


校門をでていつもの帰り道にでた。


街灯だけであとは真っ暗。


怖いなー・・。


我慢しよう。


少し歩くと後ろから足音が聞こえてくる。


誰だろ?


後ろを振り向いてみるが誰もいない。


気のせい?不気味だな・・・・。


私は歩く速度を速めた。


それと同時にザッザッと早くなる足音。


誰!?何なの!?


初音 「だ・・・っ誰。」


声をかけてみるがシーンとしてる・・。


あたりが真っ暗だから人がいるのがわからない・・。


走って帰ろ・・・。


私は全力疾走した。


足音はついてきてるのかがわからない。


走ってるうちに家に着いた。


早く家の中に入ってドアをしめた




次の日ーーーー


凛 「おはよー」


初音 「おはよー。」

初李 「はよーさん」


海李 「はよ」


初音 「昨日さー・・・」


昨日あったことを話した。


後ろに誰かの気配があったこと。


誰かに見られてたこと。



話終えると突然初李が笑い出す


初李 「ぶっwあははっ。勘違いじゃねーの!?」


海李 「おい・・。笑い事じゃねーよ・・。」


凛 「そーだよ。バカかぁー。」


初音 「気にしなくていいかなぁー・・?」


海李 「危ないだろ・・。」


初李 「まぁ・・初音力のないひょろひょろだもんなー。」


初音 「・・・何それ・・・」


教室ーーーーー


律香が近くによってきて話かけてきた。


律香 「ごめーん。今日部活ナシッ!先生も出張だし・・・」


初音 「あ。本当?わかったー。」


初李 「部活ナシかー。よかったなー」


初音 「あ。うん。バスケ部はあるの?」


初李 「あるぞ。海李と今日ダンク何回決めれるか勝負するんだ!」


初音 「そー・・ですか・・。がんばって・・」


・・・ダンク勝負とか背が大きくてうらやましーですねぇ・・。


私なんてチビだし・・・っ


バスケ部に入れば背がのびるのか!?w



放課後ーーーーーー



音楽室で一人、歌を口ばさんでいた。


一人だから余計に響く。


凛や初李や海李が部活終わるまで待とうと思った。


初音 「♪~♪~♪♪」


ガタッ・・・・


物音がする。


・・・ダレ?


立ち上がって楽器倉庫を見に行く。


初音 「ダレですかーぁ・・?」


目の前には女の子が一人いた。


初音 「・・・誰?」


そら 「あっ・・・ああああ、あのっ一年の・・・っ」


どうやらこの子は相川そらという子らしい。


初音 「どうしたのこんなところで?」


そら 「あの・・・歌声がステキだなぁー・・と思って・・・。」


歌声?あ。私のか。


初音 「ありがと^^私夏川初音っていうの。2年生。」


そら 「初音先輩も歌うのすきなんですか?」


初音 「そうだよー。」


・・・あれ。初音先輩も?も?っって・・?


そら 「わたしもスキなんです!」


初音 「へぇー・・。じゃぁさ!軽音部おいでよ!」


そら 「えっ!?ム・・ムリですよぉっ・・・。人前に出るのが苦手なんですっ」


人前に出るのが苦手か・・・。前の私と同じじゃん。


なら直せる!・・?


初音 「大丈夫!私もそうだったんだ。でも慣れれば大丈夫。」


励ましてみせた。先輩ってこういう立場だったのかー・・。


そら 「そうなんですかーぁ・・。」


そらは少しクセ毛の髪を揺らした。よく見ると


お人形みたいな顔だった。


軽音部人気あがるかも。・・・ないか。


ガチャッ。音楽室のドアが開いた。


たっていたのは海李だ。


初音 「あ。海李ー。お疲れ様ー。部活おわったー?」


海李 「おう。帰るぞ。初も凛も待ってる。」


初音 「あっ、本当!?今行く!じゃぁね。そらちゃん^^」


そら 「あっ・・あの!」


初音 「ぇ?」


そら 「あっ。なんでもないです!スイマセンっ。」


初音 「んじゃー。バイバイ^^」


手を振って海李のあとに音楽室をでた。






私は夏川初音。


今日から高校2年生。


「初音~ッ」


後ろからポニーテールの女の子がやってくる。


この子は


今井凛。


バスケ部の元気いっぱいな女の子。私の親友。


凛と一緒に二人の男の子がくる。


この二人は


近藤初李(はつり)と近藤海李(かいり)。


双子なんだ。


初李 「よ。チビ。」


初音 「チビって言わないでよ。」


そう・・。私は、3人と比べて背が低い・・・。


凛 「まぁまぁー。あ。そうだ初音」


初音 「ん?どうしたの。凛ちゃん」


凛 「今度はいつライブ?」


初音 「来週の文化祭~」


私は、軽音部でボーカル担当。


歌うのが大好き。


海李 「へ~。楽しみにしてるぞ。」


初音 「まかせてよ~ぇへへ」


凛 「軽音部じゃなくて運動神経良いんだから運動部にすればよかったのに」


残念そうに言う凛。


初李 「陸上部とかいいよな。足速いし?」


初音 「今からは無理でしょ・・。」


話しているうちに学校についた・・。


この4人のメンバーでいるとすごく楽しいんだ。


クラスは初李と一緒。


運がいいことに凛と海李が一緒。


凛 「じゃぁね~。」


初音 「ばーいばーいっ」


手を振って二人を見送った。



ーーー教室ーーー



席に行って、机にバッグを置いた。


となりには初李がいる。


のんきにあくびしてるし・・・。


初李 「なんだよ」


初音 「なんでもなーい。ただアホみたいな顔だなーっ・・・いででで」


初李にほっぺたをつねられる。


仕返しにこっちからもやってやる!


初音 「いひゃひゃひゃ・・っと・・届かない・・・」


私が小さいのか、初李がデカイのか・・・・


初李 「けっ。チ~ビ♪」


初音 「はつがデカイんでしょ~。いだだだ・・・」


ほっぺたがじんじんするっ・・・・


初音 「はつー。」


初李 「ん?」


私の目は初李の手に目線がいく。


初音 「手、おっきーね。」


初李 「そりゃぁ・・。あのころとは成長してるし?」


実は私たち4人は幼馴染。


よく遊んだもんだ。


初李 「初音は手も小さいし背も小さいし成長してんのかよー。」


初音 「成長してるもんねーだ。」



放課後ーーーー



初音 「♪~♪~♪♪~」


鼻歌を歌いながら廊下をかけてく。

目の前には見覚えのある後姿。

海李だ。あの後姿は。


初音 「海~っ」


海李は振りむく。


そして、微笑んでいった。


海李 「初音。部活か?」


初音 「ううん。部活今日ないんだー。一緒に帰ろー」


二人で歩き出した。


そういえば凛と初李は何処だろ?


海李 「ほっぺた赤いぞ?大丈夫かぁ?」


初音 「あー・・。初につねられたー。大丈夫だよっ」

海李はわざわざ腰を低くして私の顔をみた。

やっぱ私背低いな~・・・(泣)


初音 「大丈夫だよ?」


海李 「そっか」


再び歩き出す。


凛、初李 「わああああああああっ!」


大声をだして脅かす二人。


初音 「キャァァッ!」


海李 「おいおい・・。何してんだよ・・」


あきれたように海李が言う。


初李 「初音の怖がり~。」


凛 「変わってないなぁ。」


海李 「そういえば夜になると初音いつも泣いてたよなー」


初音 「エ"ッ」


凛 「お泊りした時でしょ!?」


初音 「え"ッ」


海李 「オバケが怖・・」


初音 「ああああああああっ恥ずかしいからァッ!」


初李 「ププッ・・・ビビ・・ぐへっ」


私は思いっきり初李の頭をたたいた。


初音 「うっさい。」


初李 「すんません」



凛 「あっ。んじゃぁ私こっちだからばぃばーい」


凛は手を振って走っていった。


初李 「さっすがバスケ部・・・。足はぇぇぇぇ・・・・」


海李 「たしかにねー。行こうか。」


初音 「うんー!」





ピピピピピピピピッ。ピピピピピピピッ。


目覚まし時計がなる。


初 「ん~・・・。」


目覚まし時計を止めて、時間を見ると・・・ 8時30分!?