友だちにもらった、

タイリンキンシバイ

 

 

 

ぱっと見ると、

雄しべが無数にあるように見えるが、

おそらく(めんどくさいから数えないけど)

雄しべの数は、5の倍数。

 

 

どうしてかというと、

タイリンキンシバイは、5数性だから

 

 

 

 

 

 

花弁を並べると(1枚破れた、見ないで!)

5枚ある。

 

 

 

 

 

雄しべを並べると。5つのかたまりになる。

各かたまりの、おしべの数はたいてい同じだから、

雄しべは、5の倍数。

(絶対ではありません。)

 

ついでに、

がくも5枚

雌しべの柱頭も、5裂

 

 

5が好きでしょ?

 

 

3数性の花もあります。

単子葉に多いけど、アヤメ ツユクサ ユリ …

4数性は、ダイコン マツヨイグサ イカリソウ …

 

5数性は、一番多い…ということは、

5が虫をおびき寄せる花としての役割を、最も果たせる数なのだろう。

 

 

ツツジ科は、5数性なので、雄しべは5本や10本だけれど

ホンシャクナゲは、7数性なので、

雄しべは、14本ある。

ホンシャクナゲは、ツツジ科の中の異端児として、がんばっている。

 

 

 

だらだら書いてすみません。

 

以下、さらに面倒な、話。

 

 

 

タイリンキンシバイの、学名は、「ヒペリカム パツルム ヒドコート」Hypericum patulum ’Hidcote’

「ヒペリカム パツルム」 が キンシバイで、

それを大輪に改良したので、「ヒドコード」が付加された。

 

「ヒペリカム」 という 赤い実を楽しむ園芸種があるが、

「ヒペリカム」は、「オトギリソウ属」 の意味

 

こういう例は、時々ある。

クリサンセマム は キク属

ハイドランジア は アジサイ属

プリムラ は サクラソウ属

どれも、花屋さんで使われている。

堅苦しい感じがする学名も、けっこう気軽に使われている。

 

そして学名は、世界共通語なので、海外でも通用することが多い。

 

カンパニュラ は キキョウ属 (ラ カンパニュラの鐘の意)

ゲンチアナ は リンドウ属

 

学名は、興味深いです。

つづきはまた今度。

 

最後まで、読んでくださって、ありがと~