突然ですが、

八重咲の花の作り方の話です。

 

abcモデル を、聞いたことはあるでしょうか?

きたない図で、すみません。

ネット検索すれば、もっときれいなのが出てきます。

 

がく 花弁 おしべ めしべが できる時の、遺伝子の働き方です。

すべての細胞に、すべての遺伝子があるのですが、

 

遺伝子Aが働くと、その細胞は、がくになり

遺伝子ABが働くと、その細胞は、花弁になり

遺伝子BCが働くと、その細胞は、おしべになり

遺伝子Cが働くと、その細胞は、めしべになり

 

という、図です。

 

八重咲の花は、

遺伝子BCが働き、おしべになるべき部分を

遺伝子ABが働いてしまうので、

おしべが花弁になってしまうのです。

 

だから、

八重咲の、バラや、ツバキや、ヤマブキなどの花は、

おしべがないか、少なくなっているのです。

 

専門家の文ではありません、

超簡単に端折って書いてます。

 

 

 

ところが、

先日見た、サツキの花は、

八重咲なのに、

おしべが減っておらず、正常な5本があるのです。

どういうことでしょう?

 

 

よく見ると、がくがありません。

がくになるべき部分が、花弁になったようです。

 

がくを花弁に変えるという遺伝子操作で、八重咲の花を作ることもできるのですね。

びっくりしました!

 

 

 

 

これは、品種は違いますが、別の一重咲きのツツジです。

がくは、ちゃんと、5枚あります。

 

そして、花弁は、一重咲きです。

 

 

 

これから、ツツジを見たら、

がくはあるか、

八重咲か、

雄しべは正常な数あるか、

が、

気になって見てしまいそう…