今、フサザクラが、咲いている。

 

友だちのKさんが、フサザクラにはまっていて、

とても変わった花であると説明したいのだが、

うまく説明できない。

 

ここで、説明してみたいと思う。

 

(写真はすべてKさん)

 

 

 

 

 

花は、

がく片も、花弁もなく、

雄しべと、雌しべが、たくさんあるだけ。

 

ちょっと見、菊の花にも見えるが、

これは、

芽鱗から、雄しべが、顔を出したところ。

 

 

 

 

 

分解すると、

たくさんの雄しべの真ん中に、

 

雌しべの。集まりがある。

 

雌しべは、受粉すると、

先端のふくらんでいる部分が種になる。

 

種は、丸い翅をもち、風で飛ぶ。

その丸い翼は、

なぜか、一部が凹んでいる、

特徴的な形です。

(画像なしですみません。)

 

 

 

 

 

 

次に、分類を見ます。

私の、愛読書によると、

 

 

 

種子植物の中から、

裸子とか、単子葉とか、を、取り除いた植物を、

「真正双子葉植物」といいます。

(赤い四角の中)

 

 

その筆頭にいるのが、フサザクラ。

フサザクラ科は、フサザクラ属だけ。

 

 

 

 

もう1冊の愛読書、日本の植物の目録を見ると、

 

 

 

 

フサザクラ科

フサザクラ属には、

フサザクラという1種があるだけです。

しかも、それは、日本固有種。

 

1科 1属 1種 日本固有種

ほかに仲間がいない、珍しい植物と言っていいかと思います。

 

(注1 ウラジロフサザクラは f つまり品種で、種ではありません。)

(注2 東アジアに、もう一つフサザクラ属がいるようで、世界には2種です。この本は、日本の植物の目録です。)

 

 

 

ことほどかように、

フサザクラは、

花も、種も、分類も、変わった子なのです~

 

Kさん、分かっていただけたかな~?