大平町の、「チャレンジ大平」という熟年チームが、

トロミルの水車を、復元しました。

 

 

 

 

 

通りかかったら、水車が動いていて、びっくり。

 

 

 

山から水をとり、

水路で水車の上まで導き、

樋で水車に導き、

水車を回して、

川に戻します。

 

 

 

 

 

 

川に戻すための水路は、

まるで、滝のようです。

苦労して、作ったのでしょうね。

 

 

 

 

 

四角い花崗岩の二つの石は、おそらく、トロミルの台座、

深い穴は、沈殿槽だと思います。

 

 

 

 

トロミルは、かつて、大平川沿いにたくさんあり、

大平町の主要な産業でした。

 

花こう岩の砕けた、マサドを、

固い石と一緒に、トロミルという円筒形の鉄の容器に入れて、

何日も回すと、陶器の原料になります。

それを、馬に乗せて、陶器を焼く 土岐、多治見、瀬戸などに、売っていたのです。

 

大平町には、馬頭観音がとても多いのですが、(数えたら30個ぐらいありました。)

馬を使って運び、途中で倒れる馬もあったでしょうし、

馬の無事を祈る気持ちも、あったのでしょうね。

 

今は、電動で回して陶土を作っているので、

水車のトロミルはありませんが、

こういう暮らしや技術があったことは、貴重な歴史ですね。