見慣れた花も、おもしろいの、

続きです。

 

 

 

 

 

 

今、シキミの花も、盛りですね。

ちょっとのぞいてみましょう。

この花、(仮にピンクちゃん) と

 

この花(仮に青ちゃん)の、違うところが、分かりますか?

 

ピンクちゃんは、めしべの先が、開いていますが、

青ちゃんは、閉じています。

 

どうしてでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

花が咲いて、はじめは、

このように、めしべの先が、開いています。

 

めしべが成熟して、花粉を受け取る準備ができているので、

大きく開いて、他の花の花粉を受け取ろうとしています。

 

おしべは、

自家受粉をしないように、

葯を、ぎゅっと閉じて、花粉を出さないようにしています。

 

 

 

 

 

次に

受粉の時期をすぎると、

めしべは、柱頭の部分をくっつけてギュッとかたまり、

自家受粉しないようにします。

 

この時期、おしべは、

葯を開いて、盛んに、花粉を飛ばします。

 

 

シキミは、

雌雄同株 の 雌性先熟 の 花なのです。

 

 

幼いころは、女の子で、

人生の途中で、男の子に変わる

なんてこたあ、

シキミは、とっくの昔からやってます。

人生、いろいろな時期があってもいいかも?