大きなレンズを手に入れた、子どもが、

これで火をおこそうとしている。

 

 

 

わらや 木くずや 新聞紙や 黒い紙など、いろいろ試すが、

うまくいかない。

 

煙は出るが、炎が上がらない。

ついにギブアップしかけたころ、

 

 

 

 

 

子どもの父親が、参戦して、

チャレンジし始めた。

 

それでも、全く焔が出なかったが、

私が、

庭にあった、あるものを提供したら…

 

 

 

 

 

みごと、炎が燃え上がったのだ~

 

 

 

その庭にあったあるものとは

オヤマボクチの 種。

 

ボクチ とは ホクチ=火口 のこと。

つまり、火打石で火をつける時に、最初に燃え上がらせるもののこと。

 

すごいですね。

さすが、名に恥じぬ働きぶり…

 

…という、私の説明に、二人ともあまり興味はないらしく

 

 

 

 

 

 

この後、子どもは、火をさらに大きくすることに専念し、

父親は、もともといた、ビールスペースに、戻っていったのでありました。