いつも、奥の部屋で、
一人ぼっちで寝ている、ギンちゃん。
かわいそうだな~ と思って、
隣に座ってあげた。
背中にそっと触れて、やさしく、なでてあげた。
私って、いい人… 思いつつ。
しばらくは、そのまま、じっとしていたけど、
急に、うにゅっと、離れて、
私から離れて、じっと、息をひそめた。
あきらかに、動きが、あやしい。
それから、
もぞもぞと変な動きをして、さらに、離れていった。
かなり離れてから、
「ねえ、もう、こっちに来ないでね。」 と、言われた。
私が、隣にいると、
暑苦しかったみたい。