時間があるときに、

豊田市の植生調査を行っていると、

メモ用紙の上に、小さな虫が…。 (ページ番号 の 1 かと思った。)

 

 

よく見ると、交尾している。

翅は、2枚だから、双翅目(今は、ハエ目 という)

 

 

 

下の(青い矢印)、触覚が、けばけばしいのがオス

上の(ピンクの矢印)、触覚が糸状なのがメス

 

いったい誰だろう。

ハエ目までは、わかる。

触覚が長いので、カ亜目 だと分かる

(ハエ亜目は短い)

 

そこから先は、わからない。

カ亜目の、タマバエ科だとしても、何千種もいるし、

それを調べる図鑑がこの世にあるのかどうか知らないし、

だいだい、それを研究している人がいるかどうかも知らない。

 

たった一人、ハエの研究をしている人を知っているので、今度、聞いてみよう。

でも、その人でも、こんな写真では分からないだろう。

実物をじっくり見て、やっと分かるのだろうな。

 

 

 

この極小昆虫が、どこのだれだか、全く分からない。

でも、この二匹は

春になったので、連れ合いを見つけ、

気が合ったので交尾して、

卵を産み、

あわよくば、自分の子孫を残そうとしている。

 

これはまだ大きい方で、

1㎜以下の、寄生バチがいるし、

それに寄生する、昆虫もいる。

 

昆虫は、姿形も、生態も、おきてやぶりのなんでもあり。

生物全体が、おきてやぶりのなんでもあり。

 

自然の奥深さは、底がしれない…