客用の布団を廊下に干したら、
案の定、ギン サブが、ぶらぶらとやってきた。
泥足で寝ると、布団が汚れてしまうので、
小汚い ネコ用毛布を出して、敷いてやり
「この上で、寝てね。」
と、ていねいに依頼した。
ギンは、どうしようかと、と考え込んでいる。
しばらくすると、自分の毛布の上で、寝ていた。
すなおなギンちゃん♪
まだ、何か考え込んでいる感じだが、
多分、何も考えていない。
無我の境地…というやつ。
一方サブは、
布団の上で、調子に乗って、いきなりギンちゃんのおしりにかみついて、
私に叱られた。
ふてくされて、カーテンを閉め切った居間から、ぜんぜ出てこなくなってしまった。
呼んでも、振り向きもしない。
サブの感情が伝わってくる。
ネコは、歳をとると、なんとなく人間ぽくなるようなきがする。
昔は、サブとの関係は、こんなに濃密ではなかった。
単なる同居人だった。


