運動パフォーマンス向上の鍵は脂質にあり | 石川貴之/ゼロ・グラヴィティ理論 --- 爆発的にパフォーマンスを発揮する"7つ"の新法則

石川貴之/ゼロ・グラヴィティ理論 --- 爆発的にパフォーマンスを発揮する"7つ"の新法則

▼待望の著書 #ゼロ・グラヴィティ理論 が4月刊行▼過度なウエイトトレ不要の世界を目指し"7つ"の新法則を提供中。ストレッチ,トレーニング,スポーツ動作の指導が得意▼2019年北海道〜沖縄の全国で受講者数229人/3月現在▼株式会社カラダラボ代表取締役

みなさんは食事をとるときに気をつけていることはありますか?

今「超一流の食事術」という本を拝読しています。

その本を通して、運動パフォーマンスに深く関係してくるのは“脂質”、

とくにどんなアブラを摂取するかではないかという考えにたどりつきました。

 

まずは身体の細胞はどのような周期で代謝を行っているか考えてみます。

 

 

細胞の新陳代謝の周期

 

胃腸の細胞→約5日周期 

心臓→約22日周期 

肌の細胞→約28日周期 

筋肉や肝臓など→約2ヶ月間周期 

骨の細胞→約3ヶ月周期

 

体の75%は1ヶ月で入れ替わるということです。

身体の細胞レベルで健康な状態を作っていくためには1ヵ月の期間を要するということです。

今食生活を変えても身体の状態は1ヵ月経たないと結果が目に見えてこないのです。

まずは1ヵ月食生活を意識し続けてみてください。

良いアブラを摂取することが効率的に運動できる身体を作るベースとなるのです。

 

ではどんなアブラが身体にとって良いものなのだろうか。

 

 

良いアブラの条件

 

①出来るだけ加工工程が少ない 

②自然に近い状態 

③古くなって酸化していないもの

 

身体のエネルギ―生成には2つの種類があります。

 

①シュガーバーニング(糖質燃焼型)

糖質をエネルギー源として使う 

②ファットバーニング(脂質燃焼型)

脂質をエネルギー源として使う

 

250万年前の我々の祖先は植物を採取し、動物を狩っていました。

現代の私たちの生活に置き換えて考えてみると、野菜とたんぱく質をメインに食べていたことになる。

そして動物に含まれる脂質を摂っていたことになる。

 

我々人間が糖質を摂るようになったのは、農業革命が始まったころである。

農作物を作ることで、お米や小麦などを食べる習慣ができたのです。

 

以前身体の使い方について何度かブログでも紹介してきました。

農業革命が始まる前の時代、

生活拠点を転々とし、植物を採取し、動物を狩っていた狩猟採集民族の時代のヒトが

一番理想的な身体の使い方をしているのです。

これは食事も同じことがいえるでしょう。

糖質を摂るようになった農耕民族ではなく、脂質を摂っていた狩猟採集民族のような食事が

我々にとって一番の基礎になるということです。

本来人間のエネルギー源では、“糖質” ではなく “脂質” なのです。

いかに良質な “脂質” を摂れるかが現代人の課題ではないでしょうか。

 

 

良いアブラとは

 

①ギー [飽和脂肪酸] 

②バージンココナッツオイル [飽和脂肪酸] 

③エキストラーバージンオリーブオイル [不飽和脂肪酸・オメガ9] 

④亜麻仁油 [不飽和脂肪酸・オメガ6&3] 

①〜④を偏りなく摂取することが大切です。 

 

摂取の目安 

男性:120〜150g 

女性:90〜120g

 

オメガ9,6,3がとれるおススメのアブラがあります。

それが

・小豆島エキストラーバージンオイル

日本のオリーブオイル発祥の地である香川県の小豆島で作られたオイル

・北海道当別町産の亜麻仁油

北海道産の亜麻種子だけを原料に低音圧縮でじっくり絞り、ろ過した100%ピュアオイル

です。

 

この二つのアブラを軸にオメガ9・6・3をバランス良く摂取することで、

身体の酸化を防ぎ、脳に栄養が行き渡る状態を作ることができます。

脳のホルモン分泌が最適化され、神経系トレーニングの効率化が図られるのです。

また運動の2時間後に摂ると、成長ホルモンが脂質をエネルギーに転換し効果的です。

運動直後は体脂肪を燃焼する。 

アブラを補給するのは運動後がベストだと考えます。

 

ここで紹介した良いアブラを摂ることができれば、

疲れにくく、病気を寄せ付けず、太らず、健康的で若々しく、

脳がクリアに機能するハイパフォーマンスな人生が手に入るのです。 

今の食生活を振り返り、良いアブラを摂る生活に変えていきましょう!