私たちがもっとも恐れるべき相手は
外部の誰かや何かではありません。
もっとも恐れるべき相手は
私たち自身の心の中に潜む「弱い心」です。
めんどくさい、逃げたい、やりたくない
そんないった感情に飲み込まれることです。
自分の弱い心に負けることこそが
もっとも恐れるべき相手だと思います。
■弱い心との戦い
誰しもが一度は感じたことのある
「めんどくさい」「逃げたい」
「やりたくない」という感情。
これらの感情は、私たちが成長したり
進歩するのを妨げる大きな障害になります。
しかし、逆に言えば
この弱い心に打ち勝つことができれば
私たちには無限の可能性が広がります。
これを「克己心(こっきしん)」といいます。
■克己心の意味
「克己心」の「克」という字には
「打ち勝つ」「良くする」などの意味があります。
そして「己」は自分のことを指します。
つまり、克己心とは
自分自身に打ち勝つ心のことを意味します。
自分の弱さに立ち向かい
乗り越えることで私たちは
真の成長と進歩を遂げることができるのです。
■私の経験
私自身、かつては自分の弱い心に
負けていた時期がありました。
仕事やプライベートでの挑戦に対して
逃げたいと思うことも多々ありました。
しかし、ある看護師の方との関わりの中で
自分の弱い心に負けていることに
気付かされた瞬間がありました。
気付かされるまで、何を考えていたかといえば
「自分が受けた運命の不公平感」
「親のせい、他人のせい」
「世の中が悪い、世間が悪い」と
すべてが「他責思考」でした。
その看護師の方は
私が困難な状況に直面した際に
「自分自身に打ち勝つことが大切だ」
と教えてくれたのでした。
振り返ってみれば
そのエピソードがなければ
今の私はなかったとさえ思います。
克己心を持つことで
私は自分の弱さと向き合い
仕事やプライベートで
多くの挑戦をすることができました。
まだまだ弱さはありますが
この言葉の意味を理解しているか否かは
とても大きい財産だと思います。
克己心は、私たちの人生をより豊かにし
可能性を広げる鍵となる。
そんなふうに思います。
■終わりに
私たちがもっとも恐れるべき相手は
自分自身の弱い心だと思います。
その弱さと向き合えば
ある程度、思ったとおりの未来を
描いていけることを知りました、
もちろん選ぶのは自分です。
私は大切にしています。