ある保護者より


「わが子が一般の舞台に立つのは(24時間テレビを除けば)初めてのことで、革命的にも思える出来事でした」

との感想があった。



これを聞いた瞬間、

ボクにはとても大げさに聞こえたし

意外に思った。


でも、

よくよく考えてみれば納得だった。



障がい者本人を取り巻く環境は

ボクが障がい者になった当時と比べたら

ずいぶん良くなった。


しかし、

障がい者の関係者、

とりわけ親とか兄弟は、

周囲からの偏見であったり

将来に対する不安であったりと、

様々な問題や悩みを抱きながら

ひっそりと暮らしている

人がいるのも事実だ。



悩める人々がごく普通に

暮らすために必要なことは

「周囲の理解」

だと思う。


しかしそこには

目に見えない「バリア」がある。


そんなバリアを取り払うため

勇気を振りしぼって

表舞台に立ってくれた仲間たちを

あらためて誇りに思う。