■ 今日は何の日?
11月11日はポッキーの日!
ですが、
実は住健トラストの創業日でもあります。
2011年11月11日に設立しました。
空き家活用の必要性を感じ、
空き家に特化しようと立ち上げた会社。
未開拓なマーケットですから、
実際、うまくいかないことのほうが多い。
ですが、
これからも自分を信じて頑張っていきます。
■ 空き家が820万戸なんだって。大変だね(笑)
さて、いろんな大家さんと話していて感じるのですが、皆さん「空き家の状況」をご存じないなぁと思います。
「全国で820万戸もの空き家があり社会問題になっている!!」
と、ニュースではご存じですが、肝心の大家さんご本人はまるで他人事のように受け止めていらっしゃいます。
先日も岐阜市のある大家さんとの話していた際も、「空き家が増えてるんだって。大変だよねぇ」とおっしゃっていました。
ちなみにご所有の賃貸マンションは半分近く空いており、家賃をたびたび値下げしても借り手が付かない状況です。
賃貸の不動産業者さんからも見放されているとお嘆きでした。
入居者が見つからない原因を大家さんなりに分析した結果、外壁をキレイにしようということで、塗装の見積もりをしようと考えていらっしゃいました。
(私は相見積もりの対象として呼ばれたってワケです)
■ 6軒に1軒が空き家?
ほとんどの大家さんは、820万戸のことは知ってても、地元の空き家がどのような状況かご存じありません。
そこで、岐阜市を例に挙げてみますね。
住宅の総数は19万2千戸です。
空き家は3万3千戸もあります。
全体の約17パーセントが空き家ということですから、6軒に1軒が空き家。
そしてここからが大事です。
空き家3万3千戸のうち賃貸住宅の空き家は2万2千戸もあるということ。
つまり、空き家全体の65パーセントが賃貸住宅の空き家ということです。(空き家6軒のうち4軒は賃貸ってことです)
岐阜市の隣、瑞穂市の住宅の総数は2万1千戸。
だから、岐阜市内の空き家だけで瑞穂市の住宅総数より多いということが言えるワケです。
以前の記事にも書きましたが、岐阜県内で空き家率が10パーセントを下回る市町村はたったの5市町村(各務原市、可児市、本巣市、池田町、大野町)しかありませんが、いずれ10パーセントは超えるでしょう。
当然です。
少子化や晩婚化、非婚化で人口が減っているのですから。
空き家が減るはずがないのです。
■ つまり何が言いたいのか?(結論)
ついでに人口推移に触れておきます。
【2010年】 →【2040年】
・年少人口 55,736人 → 33,981人(-39%減)
・生産年齢人口 258,351人 → 183,570人(-29%減)
・高齢人口 99,049人 → 119,292人(+20%増)
このように高齢者以外は大幅に減ります。
年少人口とは15歳未満のことですが、彼らは未来の住宅取得者のハズ。
その人口ボリュームが4割も減るということです。
2040年は大家さんも私も高齢者でしょう。
いや、死んでいるかも知れません。
その頃、いまの家に住んでいるか、施設に入っているか。
あるいは死んでしまって空き家です。
つまり何を申し上げたいかというと
こうした点を押さえておかないとアパート経営は失敗する!
ということです。
空き家も人口も変化がわかりづらいんです。
これが問題発見を遅らせてしまう原因です。
私の話が本当かどうか?
馴染みの不動産屋さんに聞いてみてくださいね。