障害者になると、いろんなことに制約が出ると言われます。



でも、いままで生きてきて、それは違うと思っています。



もしそう思うなら、



それは・・・実は自分の心のなかで、健常者と比べているからそう思うんだと思います。



私も障害者であるということで、たくさんの壁を感じました。



でもある日、それは違うんだと気づきました。



義足になって、リハビリを経て、杖をついてしか歩けなかった時期、



就職活動はいくつもの会社に断られ続け、困難を極めたのですが、



ある日、もうダメかも・・・と思ってあきらめてしまいました。



でも、運転免許をとって、



どうしても車が欲しかったから、ローンを組むために働らかなければならないと、



強く念じ、断られても断られても、あきらめずに探したら雇ってくれる会社が見つかりました。



車が欲しかったのは、好きな場所に好きな時間で移動できるようになりたかったから。




長距離は歩けないし、自転車も漕ぐことはできない。二輪バイクの免許は与えてもらえないから。







この経験で思うのは、



車が欲しいという「目標」を明確にしたこと。



そして、「実現するまであきらめない」という不退転の決意で望んだこと。



これが要因だと思います。



ここまで読んでいただいた方は気づいたかも知れませんが、



この考えかたって、健常者でも同じですよね?



つまり障害の有無は関係無いんです。



自分の心の中に「障害」を持ったらそこですべて止まってしまうんです。



あきらめずに追い求めれば、叶うんです。



私の場合、就職を実現するにあたり、重要なポイントがあります。



それは親が私に対して、あえて厳しく接したこと。



車が欲しいと言っても、買い与えなかったこと。



「自分で買え」と言ったこと。



当時の親の経済力なら買い与えられたハズなんです。



そして、買い与えてもらえることを分かっていても、



あえて「絶対に自分で手に入れてやる」と自分に甘えない気持ちを持ち続けたこと。



親はこんな私に無言で自立を促したのかも知れません。



大なり小なり夢を実現するにはポイントがあると思うのですが、



どんな場合でも「基本的な考え方は一緒」だと思います。



障害の有無は関係ないと思います。