城門には一人の妖怪がいる。武闘を得意とする妖怪である。彼女は後ろに腕を組み湖を見つめている。彼女の後ろには大きな紅い城が建っていた。城内に入ると一気に血の匂いが濃くなる。もし私が犬であったら間違いなく狂気し、普通の鴉であったら、目を光らせ肉を探す程の匂いだ。
その城は図書室、廊下、王室、地下室など広い分設備も充実している
王室には一人の侍女と吸血鬼がいた。
吸血鬼は妹のことを考えていたのであろう。私は以前、ここに来たことがあると言う魔法使いに城内の事を聞いたことがある。地下室には彼女の妹が封印されていたらしい。何やら話始めると思った私はこっそりと聞くことにした。
「咲夜、人間は同族……家族が嫌の存在になったらどうするの」
と吸血鬼は侍女に尋ねる。咲夜と呼ばれた人間の侍女は少し思案顔になったが、答えを返した
「和解することが多いですが、殺傷もしばしばですね」
「……私はされなければいけない身なのか、それを知りたいのよ」
この吸血鬼は城主なのだろう。雰囲気で分かる
「失礼ですがお嬢様はどのような経緯で妹様を」
と侍女が聞き返すと城主は怪訝な顔をしたが答える
「あれは300年前のことだったかしら……」
続く
文「あ、草樹さん」
草「鴉天狗さんですか。どうしたんですか?」
文「私の仕事の手伝いをして欲しいんですけど」
草「僕は遠慮します。椛に怒られるんで」
文「そう言わずに。ただ読むだけですから。土下座でもなんでもしますから」
草「……そんなに言うなら条件。あんまり賊を怒らせる記録は書かない、もしくは200年間は出さないを条件で」
文「……わかりました。それでいいですよ」
草「で、手伝いとは?」
文「読むだけで十分です」
草「それだったら人間にでもやらせればいいじゃないですか」
文「これは妖怪の記録ですので見つかったら大変な事になるのでこっそりでいいのでお願いしますね~」
草「えっ!?鴉天狗さん!どこへ!?……行っちゃった」
椛「……文めぇ……こんな危険な記録を」
草「椛!?いつからいたの!?」
椛「今ですよ……しょうがないので、うちの畳の下にでも隠しておきましょ」
草「ああ……そうだな」
こうして幻想家系図を僕は預かることになった……
草「鴉天狗さんですか。どうしたんですか?」
文「私の仕事の手伝いをして欲しいんですけど」
草「僕は遠慮します。椛に怒られるんで」
文「そう言わずに。ただ読むだけですから。土下座でもなんでもしますから」
草「……そんなに言うなら条件。あんまり賊を怒らせる記録は書かない、もしくは200年間は出さないを条件で」
文「……わかりました。それでいいですよ」
草「で、手伝いとは?」
文「読むだけで十分です」
草「それだったら人間にでもやらせればいいじゃないですか」
文「これは妖怪の記録ですので見つかったら大変な事になるのでこっそりでいいのでお願いしますね~」
草「えっ!?鴉天狗さん!どこへ!?……行っちゃった」
椛「……文めぇ……こんな危険な記録を」
草「椛!?いつからいたの!?」
椛「今ですよ……しょうがないので、うちの畳の下にでも隠しておきましょ」
草「ああ……そうだな」
こうして幻想家系図を僕は預かることになった……
これまで椛と草樹に視点を向けて小説を書いていましたが、これからは他のキャラにも目を向けていきたいと思います
八月の終わりの風を受けながら僕はいつもどおり警備に出かけていた
「ん?」と下を見下ろすと一面紫色の場所があった。興味が湧いたので近づいてみるとそれは秋桜だった
「うわあ……綺麗だなぁ」と見ていると鴉天狗が飛んでいった。右手には写真機がある
「秋桜でも撮りにでも来たのかな」と思い、そのまま見つめていると
「綺麗でしょう?」と後ろから声が聞こえてきた
「ですね」と答える。どうやら妖怪のようだ。緑色の髪が風に揺れている
「僕は花には詳しくないですけど貴方は?」と聞く
「私?結構詳しいわよ」と言いかえされた
「へぇ、花が好きなんですか」
「そうよ、ここは野生の秋桜の名所。他ではなかなか見かけないわね」
「他?と言うことは旅か何かでもしているのですか?」
と他愛もない会話を言い合う。どうやら彼女は花の名所を旅しているらしい。つい最近までは向日葵畑に居たらしい。
「家にもらった紅茶があるんですよ。ふふ、紅茶はいかがです?」と彼女に誘われたのでありがたく頂くことにした
「へえ、西の方ではそんなことを……」と半刻、話をしているとガタリと彼女は怖い形相をして椅子から立ち上がる
「……」
彼女は花畑の方向を睨みつける。その方向を見ると何かが動いていた
「……賊ね」と彼女は舌打ちする。その豹変ぶりに少し驚いていると、彼女は木に立てかけたあった日傘を持つ
「どうしたんですか?」と聞いても返答はなかった。彼女は傘を持って花畑に吸い込まれるように消えていく
「ギャッ」と短い悲鳴が聞こえてきた。僕は鼻が利くが風が来ないので匂いが届かない
仕方なく、彼女が通った道を辿って行くと居た。ちょっと錆びた鉄の匂いがした
「!」と見ると血まみれになった山賊が居た。
「まったく、花畑を荒らさないでほしいわねぇ」と彼女は嘆息を着く。
人間の死体が転がっているのは日常茶飯事なので僕は驚かなかったが、驚いたのは彼女が一撃で賊を倒したことに驚いていた
「すごい力ですね」と僕は軽く言う
「あら?あなたの飛び道具も中々、強そうよ」
と僕はさらに驚く。僕は飛び道具は隠すのだが、彼女はそれを見抜いていたのだ
「では、また」と僕は彼女に挨拶する
「粗相をやっちゃって悪かったわ」と一言
「いえ、そんなことないですよ」
「また、紅茶飲みに来てくれる?」と彼女はニコリと笑いながら訪ねてきたので、「機会があれば」と返答する
「それでは、失礼します」と僕は秋桜畑から去る。家に帰る前に、ちょっと警備しないとなぁと思いつつ
「ふふ、犬の妖怪の癖に行儀が良かったのは意外だったわねぇ」
そんな声が秋桜畑の中で聞こえていた。
「ん?」と下を見下ろすと一面紫色の場所があった。興味が湧いたので近づいてみるとそれは秋桜だった
「うわあ……綺麗だなぁ」と見ていると鴉天狗が飛んでいった。右手には写真機がある
「秋桜でも撮りにでも来たのかな」と思い、そのまま見つめていると
「綺麗でしょう?」と後ろから声が聞こえてきた
「ですね」と答える。どうやら妖怪のようだ。緑色の髪が風に揺れている
「僕は花には詳しくないですけど貴方は?」と聞く
「私?結構詳しいわよ」と言いかえされた
「へぇ、花が好きなんですか」
「そうよ、ここは野生の秋桜の名所。他ではなかなか見かけないわね」
「他?と言うことは旅か何かでもしているのですか?」
と他愛もない会話を言い合う。どうやら彼女は花の名所を旅しているらしい。つい最近までは向日葵畑に居たらしい。
「家にもらった紅茶があるんですよ。ふふ、紅茶はいかがです?」と彼女に誘われたのでありがたく頂くことにした
「へえ、西の方ではそんなことを……」と半刻、話をしているとガタリと彼女は怖い形相をして椅子から立ち上がる
「……」
彼女は花畑の方向を睨みつける。その方向を見ると何かが動いていた
「……賊ね」と彼女は舌打ちする。その豹変ぶりに少し驚いていると、彼女は木に立てかけたあった日傘を持つ
「どうしたんですか?」と聞いても返答はなかった。彼女は傘を持って花畑に吸い込まれるように消えていく
「ギャッ」と短い悲鳴が聞こえてきた。僕は鼻が利くが風が来ないので匂いが届かない
仕方なく、彼女が通った道を辿って行くと居た。ちょっと錆びた鉄の匂いがした
「!」と見ると血まみれになった山賊が居た。
「まったく、花畑を荒らさないでほしいわねぇ」と彼女は嘆息を着く。
人間の死体が転がっているのは日常茶飯事なので僕は驚かなかったが、驚いたのは彼女が一撃で賊を倒したことに驚いていた
「すごい力ですね」と僕は軽く言う
「あら?あなたの飛び道具も中々、強そうよ」
と僕はさらに驚く。僕は飛び道具は隠すのだが、彼女はそれを見抜いていたのだ
「では、また」と僕は彼女に挨拶する
「粗相をやっちゃって悪かったわ」と一言
「いえ、そんなことないですよ」
「また、紅茶飲みに来てくれる?」と彼女はニコリと笑いながら訪ねてきたので、「機会があれば」と返答する
「それでは、失礼します」と僕は秋桜畑から去る。家に帰る前に、ちょっと警備しないとなぁと思いつつ
「ふふ、犬の妖怪の癖に行儀が良かったのは意外だったわねぇ」
そんな声が秋桜畑の中で聞こえていた。
「……理屈はわかったけど、結構作るの大変だよ?一日じゃとても無理だね」
「流石に今日だけじゃ無理か……」
にことが連れてきた河童、河城にとりに指摘される。うーん……一日で終わらせたかったけど……先ほど言われた材料を持ってくるのには時間がかかるというのが分かった
「うーん……じゃあ、今日は材料を集めるか……」
「うん。そうした方がいいね。じゃあまずは木を切ろうか」
とにとりは設計図の一枚を取り出す
「木はここら辺のだと大体3本くらいかな……松の木が一番いいんだけど、どれだっけ?」
「それと、これと、その木だね」とにことが指差す
「ありがと、じゃあこの木を切って」
と言うとにとりはバッグに手を突っこみ、のこぎりを取り出す
「その大きいバッグには工具が入ってるの?」
「いろいろさ。白紙だったり、文具だったり、工具だったりとか」
へぇ~と思う。それならばかなりの重さだけど河童だから力持ちなのかなと一人で感心した
「はぁはぁ……」木を三本切り終え、荒い呼吸をする
「おつかれ~」と言いながらにとりは大きな刃がついた機械で先ほど切った木を板にしていく
「その機械はなに?」と少しかすれてる声で言うと
「丸太を板にする機械」と返ってきた
「その刃で切れば良かったんじゃない?」
「前、地面に当たって飛んだから危険なんだよねえ」とにとり
「はい、鉄パイプだよ」とにことが資材を指して言う
「……さっきまで鉄の塊だったのに」
河童の技術はすごい……。ちなみににことは化学、にとりは機械が得意らしい
「あっ、もう夕方だねぇ」とにとり
空を見ると西日が山を照らして落ちていくところだった
「いいねえ……風情があるよね」と僕は夕日を見ながらそう言った
河童たちには帰ってもらい、椛の帰りをまつ
「ただいま~」
「おかえり」
僕は竈に息を吹き込み、火加減を調整
「今日はうどんですか」と椛
「そうだよ」と僕
仕込みを三日前にやっておいたのを使っている
山菜を入れているので山の風味が感じられる
「あのさ椛、相談があるんだけど」と僕
「なんでしょう?」
「実は……」
「お風呂ですか!?」と驚く椛
「やっぱり、やめておいた方がいいかな?」
理由を聞くのはにとりにこう言われたからである
「勝手に家を弄られるほど嫌なものはないと思う」
と言われたからである
そこで僕は椛の意見を聞くことにしたのである
「どうかな?」と聞くと椛は即答
「いいですよ!」と尻尾を左右に動かし、明るい返答
「いいの?」と聞くが椛は少し恥ずかしそうに返答する
「実はあのあとトラウマなってしまいまして……」
あー……トラウマとはきっと昨日のことだろう
「ごめん!」と謝る
「いえ、あんなに熱かったんですね……貴方の気持ちが少し分かりましたよ」とにこやかな返答
その後の話し合いで八月中に風呂を作ると言うことになった
「流石に今日だけじゃ無理か……」
にことが連れてきた河童、河城にとりに指摘される。うーん……一日で終わらせたかったけど……先ほど言われた材料を持ってくるのには時間がかかるというのが分かった
「うーん……じゃあ、今日は材料を集めるか……」
「うん。そうした方がいいね。じゃあまずは木を切ろうか」
とにとりは設計図の一枚を取り出す
「木はここら辺のだと大体3本くらいかな……松の木が一番いいんだけど、どれだっけ?」
「それと、これと、その木だね」とにことが指差す
「ありがと、じゃあこの木を切って」
と言うとにとりはバッグに手を突っこみ、のこぎりを取り出す
「その大きいバッグには工具が入ってるの?」
「いろいろさ。白紙だったり、文具だったり、工具だったりとか」
へぇ~と思う。それならばかなりの重さだけど河童だから力持ちなのかなと一人で感心した
「はぁはぁ……」木を三本切り終え、荒い呼吸をする
「おつかれ~」と言いながらにとりは大きな刃がついた機械で先ほど切った木を板にしていく
「その機械はなに?」と少しかすれてる声で言うと
「丸太を板にする機械」と返ってきた
「その刃で切れば良かったんじゃない?」
「前、地面に当たって飛んだから危険なんだよねえ」とにとり
「はい、鉄パイプだよ」とにことが資材を指して言う
「……さっきまで鉄の塊だったのに」
河童の技術はすごい……。ちなみににことは化学、にとりは機械が得意らしい
「あっ、もう夕方だねぇ」とにとり
空を見ると西日が山を照らして落ちていくところだった
「いいねえ……風情があるよね」と僕は夕日を見ながらそう言った
河童たちには帰ってもらい、椛の帰りをまつ
「ただいま~」
「おかえり」
僕は竈に息を吹き込み、火加減を調整
「今日はうどんですか」と椛
「そうだよ」と僕
仕込みを三日前にやっておいたのを使っている
山菜を入れているので山の風味が感じられる
「あのさ椛、相談があるんだけど」と僕
「なんでしょう?」
「実は……」
「お風呂ですか!?」と驚く椛
「やっぱり、やめておいた方がいいかな?」
理由を聞くのはにとりにこう言われたからである
「勝手に家を弄られるほど嫌なものはないと思う」
と言われたからである
そこで僕は椛の意見を聞くことにしたのである
「どうかな?」と聞くと椛は即答
「いいですよ!」と尻尾を左右に動かし、明るい返答
「いいの?」と聞くが椛は少し恥ずかしそうに返答する
「実はあのあとトラウマなってしまいまして……」
あー……トラウマとはきっと昨日のことだろう
「ごめん!」と謝る
「いえ、あんなに熱かったんですね……貴方の気持ちが少し分かりましたよ」とにこやかな返答
その後の話し合いで八月中に風呂を作ると言うことになった