■展 示:パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006
■会 期:2006年10月21日(土)~2006年12月3日(日)
10月の末、久しぶりに恵比寿を訪れました。
東京都写真美術館を訪れるのは何年ぶりだろうか・・・。
今回は、写真から見る現代建築という端的な部分に興味をひかれました。
ここでは、1996年から2006年までをバブル期からポストバブル期として定義しています。
その変動の10年間に建築された同じ「用途」や「コンセプト」、「平面計画」などテーマによって
建築写真を並列展示し、そこから見えてくるものにスポットを当ててみようというものです。
今回の作品展?は、建築関係者だけでなく、美しい建築に興味のある方やインテリアに
興味のある方にも見ていただける内容となっていると思います。
建築のデザインについては、各々賛否両論あると思いますので見ていただくとして、今回は「建築写真」の
美しさという点を特に見ていただきたいと思います。
「建築写真」は、それが一つのジャンルとして確立するほど奥の深いものであり、建築写真
ならこの人というフォトグラファーが存在します。
この建築は、自然光を浴びた状態が一番美しいのかそれとも夕景がよいのか、どのプロポーションが一番
建築のコンセプトを体現しているのか、どの角度からがデザイナーが意図した空間を表現しているのか・・・・
自身も建築を熟知していなければ、美しい建築写真は撮れません。
そういう観点からすると、ただ建築を訪れる時の感覚と「建築写真」として見えてくるものの感覚は異なるかも
知れませんが、一つのアートジャンルとして考えていただけたらまた面白いかな・・・と思います。
建築は図面の状態で万人に理解してもらうのは難しいものですが、その姿を施工によって露にすることで
評価を得る特異なアートです。 近年はCGの発達により、ヴァーチャルな空間表現もかなりの精度で行う
ことができるようになってきていますが、やはり模型での確認作業を欠く事はできません。
人間の視覚から、時代に即した建築の表現が変移してゆく様を直感的に捉えようとした時、写真という表現
手段はやはり欠かせないものだと感じます。
写真に関して言えば、この10年でフィルムからデジタルメディアへ社会が大きく動いた時期でもあると思います。
そういった社会情勢を踏まえて見ていただけると、また違った楽しみ方ができるかも知れません。
会期は12月3日まで。
是非、足をお運びください。

























