当ブログもいつの間にか1年を経過していました。
ということは、この雑誌の購読紹介も1年・・・ということでしょうか。。。
続けてゆくということは、そんなに簡単なことではありません。
いつも皆様がおいでくださり、暖かいコメントや励ましの言葉を残してくださったからこそ今の自分が
あると考えています。
本当にありがとうございます。
さて、本題へ・・・
実は忙しさにかまけてブログの更新をサボっていた間に、実は11月号も発売されてしまいました。
よって、これは既にバックナンバーとなっているものですので、念のため申し添えます。
BRUTUS Casa 10月号のメインテーマは、この表紙からもおわかりのように「安藤忠雄」氏の特集。
「コンクリート打放し」という氏のトレードマークともいえるテクスチャーを持つ壁面に寄りかかる
ぎこちないモデルぶりは、やり過ぎ(笑)の感もありますが作品に一切の妥協はありません。
内容的には、世界中で進行する氏の作品の近況をリアルに感じることができます。
学生時代は、その作品を食い入るように見ていましたが、最近は憧れという感覚が自分の中で
多少落ち着いているように感じます。これまでは、まったくもって自分とはかけ離れた世界での
出来事のようでしたが、最近はなんだか感覚的にそれほど遠いところでの出来事だとは感じま
せん。でも、その功績は素晴しいですし、尊敬はしています。
「建築」を、ただ存在する物体という概念から、そのデザインが美しいと感じるアート的価値観へ
昇華させてくれるインパクトとエネルギーを持っているという点で、その分野に長けている人間
だけでなく、誰にでもドラマティックに感動を与えることができるのが彼の作品の最大の特徴
だといえます。
素直に美しいと感じ、分かりやすくシンプルなデザインの積み重ねが、世界中の人間に感動
を与える結果につながっているのだと思います。
難しい解釈を含ませたり、謎解きを仕掛けるような小細工は潔いほど少なく、シンプルに
その場所の持つ力を最大限に引き出してやることを良しとする作品は、あるときはその場所の
背景として、あるときは主役として十分な存在を示す。
関西に住んでいた時も氏の初期の作品を見る機会が多くありましたが、デザインの美しさや
空間の気持ちよさを何の前触れもなしに感じていたことを思い出します。
時には無機質なテクスチャーが強く主張するものもありますが、それは、クライアントの要望
と彼の「さじ加減」なのかなぁ・・・とも思えます。
学生時代、彼の講演会に参加したときのこと。 講演後の質疑で何故コンクリートという材料
にこだわるのかという質問を、ある学生が投げかけていました。
氏の答えは、建物のデザインや質感というよりも以前に、世界中どこでも安定した材料の供給
を受けられるのが結果的にコンクリートだけだったからという話をしていました。
木材や鋼材よりも安定的に確保できる建築材料・・・セメント、砂、砂利、そして水。それを綺麗
に打ちあげる職人は現地で自分がやってみせながら育てる、と言っていました。
セメントの技術は世界でも古く、それを用いた強固な建物が歴史的な建造物として現存
しています。氏が若いときに世界を一人で歩いたことは有名ですが、そのときにこのようなこと
を感じたのだとすれば、それは必然か・・・わかりませんが、そういう問いかけにもストーリーを
持っているあたりが、カリスマなのでしょうか(笑)
話がだいぶそれました・・・(汗)
そんな話は10月号に掲載されていませんが、スケールの大きな仕事っぷりが取り上げられて
います。建築のデザインはよくわからない!という方にこそ見ていただきたい内容です。
他の特集は・・・
建築だけでなく、もう一つの世界が存在するといっても過言ではない日本の庭園文化。
独自の世界観を持つそのデザインの系譜を追求します。
古くして日本の庭園にモダニズムの意識を取り入れようとした人物「重森三玲」。
彼の作品をモダニズムの観点から見てみると、とても昭和初期のものとは思えない
モティーフが浮かびあがったりして楽しめます。
■ブルガリのバリのホテルは、高さ160メートルの断崖にそびえます。
そのインテリアはため息もの。
こんなところで余暇を過ごしてみたいものです(笑)
■別冊付録、10月は、パンの特集。
はぁ、美味しいパンが食べたい・・・(笑)
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