2度目の小浜6 麻巳ちゃんが泳いだところで泳ぐ! | 恋したときからゲームだね

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真珠浜、そこは、まさに、岩場だ。砂浜はあれど、海につかって、下を見ると、恐ろしいほどのごつごつした岩で、怖くなった。

他のグループが、崖から飛び込んでいるが、よくあそこまでいったものだ。
ふなむしがうじゃうじゃいるところを通らなければならないから。

浮き輪や、ビニールマットで浮かんで、すばらしい景色に見とれていた。
ほんとに、海の色も透明だし、空の青さ、山のみどり、入道雲の白さ・・・

と、いい感じだったのだが、何かチクッとしたものを感じた。

小魚がいるから、噛まれたか?ぐらいで、浜に戻り、水鉄砲を持ち出した。

最後にジャックバウワーごっこをやっていると悲劇の鐘が鳴った。

ビーチボールの陰から、海につかりながら、撃っていると、突然、さきほどのチクリとは比べられないほどの、衝撃が左腕にはしった。

ほんとに、銃で撃たれて、どくどく血が流れているのではないかと思え、左手を動かすことができなかった。

電流が走り、ものすごい激痛が走ったのである。

うぅうぅと立ち尽くしていると、浜辺に、黒の筋のある、どこかで見覚えのある、海月がプカプカ漂っていた。

こやつにやられた・・・・毒海月かもしれん・・・もうだめ・・・

ぶつぶつができ、赤く腫れあがっていた。

カンカンの日差しの中で、ゆっくりと着替え、砂を払い、麻巳子ちゃんの生まれた小浜病院へ。