今年は台風の当たり年!?
・・・というくらいに大型台風が通過していきますね。
住宅や事務所・店舗などでの被害の声も多く、修理待ちが発生するほどです。
さて、台風は風も強いですが、雨も連れてきます。
木造住宅を手掛ける身としては「水気は木材の大敵!」と構えていた頃もありましたが、
上手くコントロールするのが一番 というのが最近の見解です。
柱や梁へ採用する集成材や、耐力壁として使用する構造用合板。
強度が弱ってもらってはモンダイな部分なので、注意が必要なのですが
▲上棟後はブルーシートでくるりと覆ってしまいます
雨が掛からないよう対策してしまえば、よほどのことでない限り 強度低下は想定内です。
木材に対して水が悪影響を与えるのは、
ふやけてしまうほどに水を吸うこと・乾ききらないこと が主だと思います。
集成材や合板(構造用合板)には接着剤が使われていますが、水で簡単に剥がれるような接着性能ではなく、水でふやけて接着力が弱まっているところで
木材が反ったり捻じったりすることで、材が弱まってしまう・・・というロジックです。
もちろん雨や泥で濡れると、
木材は汚れてしまうことがあるので「濡らしても良い」とは言いませんが、もし濡れてしまったら、「しっかり乾燥させてください」というのが最適解だと思っています。
(おまけ・・・傷んだ例)
外の通路にするために、泥の上に置いてあった合板です。
・・・哀れふやけて剥がれてます。。