赤ら顔の原因の一因。毛細血管拡張症について詳しく説明します。 | あなたの肌を若返らせたい!形成外科医の独り言です。

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形成外科専門医 服部友樹です。服部形成外科・皮ふ科院長。得意技は、あざや、赤ら顔のレーザー治療。全国から来院されています。沢山の治療経験の中で最適の治療を追い続けています。


お問い合わせや、
ご質問が非常に多くなっており、
ちょっとご説明させてください。
 
 
毛細血管拡張症のレーザーについてです。
 
当院にお越しくださる患者さまは
とても多く、いつもありがとうございます。
遠方からもご来院いただき感謝しております。
 

①治療はどのようなものですか?

 

毛細血管拡張の所見があれば、
レーザー治療の適応となります。
 
②毛細血管拡張とはどんなものですか?

このように肉眼で糸ミミズ様の血管がみえます。
 
顔が全体的に赤っぽくて、
ダーマスコピーという拡大鏡でみると
 

こんな感じで細かい血管がみえます。これ私の頬☺️
このような所見があれば
レーザーで治療すれば
効果が見込めます。
 
 
②何回の治療で治りますか?
 
これが一番多い質問です。
当たり前ですけど、気になりますよね。
 
 
私は、
レーザー治療を行い、
その都度その後の反応を見ていきます。
 
 
1回で治る治療ではありません。
中には一度でかなり効果がある方もみえますが、
通常は数回かかります。
回数的には2~10回
(おおざっぱですが・・・)
個人差が大きいのです。
 
ここで大事なことは
結果を焦っても良い結果におわらない
ということです。
やらなさすぎもだめだし
やりすぎもダメなのです。
 
 
それは回数だったり
レーザーの出力設定だったり様々です。
 
 
レーザーは、
皮膚表面の下にある
血管をレーザーで破壊する行為です。
 
 

 
 
結果に個人差があるのは
何故か。
 
 
①皮膚の状態
②血管の太さ
③血管の深さ
④血流
 
 
などが関連しています。
そのような要素が、複雑に絡み合い、
レーザー治療の
結果として現れます。 
 
 
太い血管、細い血管は
お一人のお顔に
よくよく混在しています。
 
 
簡単に言えば、
細いるものは衝撃で、壊せるが、
太いものは熱を加えてジワジワ壊す
必要がある。
 
 
レーザーの照射のたびに
設定を変更していく必要があるのです。
 
 
①照射径

 
②パルス幅

 
③強さ

 
 
 
これらが、
vビーム治療でドクターが
選択する要素となります。
 
 
まったく同じ組み合わせでレーザーしても、
いままで論じた上記の要素にて、
人それぞれ結果に違いが出ます。
 
 
なので、
一番大事なのは、
このようなことをご理解のうえ、
気持ちを、ゆっくり治療に望まれることだと
常々思っています。
他の人では全く問題のない照射出力でも
ある人ではレーザー後の反応が出すぎることもあり得ます。
どうしても安全マージンが必要です。

 
Vビームの治療については
照射回数が頻回になってこれば
ほぼ確実に結果がついてくるというのは
私の治療経験からは確実といえそうです。

 
あとは
レーザーに精通した
医者を選択してください!
よく書くことですが
治療をしないで経験は積まれません。
これは医師でも同じことです。

当院の2020年1月から
2020年12月31日まで
Vビームを使用した治療の合計は、
保険、自費を合わせて
577件でした。

本当にたくさんの治療に携わらせていただき
ありがとうございます。
これからも頑張ります。