この映画、twitterのお気に入りの一人が
いつになくお薦めしていたのと、それとは
別のお気に入りの方が事件の背景を描いて
いないこの映画に対して
むしろ、黒人差別を助長する映画になって
しまうと危惧されている2つの意見をみて
絶体観てみなければと思いました。個人的
な感想をいえば、黒人差別を助長するような
印象は全く感じませんでした。ただやはり
この事件の背景を知っておくべきかなと。
映画「デトロイト」を観る前に知っておきたいこと
デトロイトの歴史、映画で描かれる事件の背景を解説
映画『デトロイト』が「白人視点で黒人を描く」ことの問題点
143分とかなり長い映画ですが、観ている間
ずっ~と緊張しっぱなしの映画でした。
TOHOシネマズ作品情報より
1967年、米史上最大級の暴動勃発。 街が戦場と化すなかで起きた“戦慄の一夜” 1967年7月、暴動発生から3日目の夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたとの通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。そこで警官たちが、偶然モーテルに居合わせた若者へ暴力的な尋問を開始。やがて、それは異常な“死のゲーム”へと発展し、新たな惨劇を招き寄せていくのだった…。
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、ジャック・レイナー、ベン・オトゥール、オースティン・エベール、ジョン・クラシンスキー、アルジー・スミス、アンソニー・マッキー、ジェイソン・ミッチェル
[デトロイト 上映時間:143分 ]
この映画を観た後もどうしても、どこをどう観たら
『「白人視点で黒人を描く」ことの問題点』なのか
結局わからず、思い切ってtwitterでその問題点を
指摘された方に映画の感想を送ってみました。
『デトロイト』観てきました。確かに事件の背景は、わかりませんでした。「暴動」の暴力性に焦点を当て、白人視点で人種差別を見てとありますがそういう風に感じなかったは私が無知だから?「黒人は暴力的」「黒人は貧乏」という黒人に対するネガティブなイメージの再生産にもならないと感じましたが。
こんな返事をいただきました。
無知だからというより、人種差別というものを受けたもことなくマジョリティとして過ごしてきた多くの日本人は差別を感じ取ることができないのだと思います。たとえばトムクルーズのラストサムライ。ハリウッドが日本を扱ってくれたと大喜びした人が多数派で作品の差別性に気づいた人は少ないでしょう。
つまりマイノリティ側ではなく、マジョリティやマジョリティに都合のいい「安全な場所」「高い視線」「良い白人」「良い黒人」と同じ視線で見てしまうので作品全体の差別性に無感覚なのです。人種差別を学ぶことでこの感度は上がると思いますよ。
う~ん、かもしれません。ちょっと話は違うかもですが
よく「人権研修」と称して、「部落問題」のビデオを何度も
いろんな種類を見ましたが、なんかいつもピント来なかった。
それは、こういうことだったのかもしれません。ということは
この感度をあげるのには、かなりの時間がかかりそうです