【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第536回「ONCE ダブリンの街角で」(2007)
2007年公開、ジョン・カーニー監督作品、
「ONCE ダブリンの街角で」を鑑賞しました。
先日、アイルランドのシンガーソングライター、グレン・ハンサードの訃報がSNSで流れて来ました。
実は、恥ずかしながら、それまで僕は彼の
ことを知らなかったんですよね。
正確に言うと若き日にギタリスト役で出演している「コミットメンツ」は観ているので意識したことがなかったってことですね。
その後、凄い勢いで彼の追悼記事が流れて来るので、いったい何なんだ?と思いながら、彼の演奏動画を観たら、ぶったまげるほど素晴らしくて、今まで知らなかったことを悔やみました。
最近の風貌は、それこそ高田渡に匹敵する
くらいのお爺ちゃんルックスなのですが、
僕の1個下なのにも驚きました。
そんなわけで、彼をスターダムに押し上げる
ことになった、この「ONCE ダブリンの街角で」を観てみたのですが、
この作品も本当に素晴らしい内容で
感動してしまいました。
共演のマルケタ・イルグロヴァとは
この映画の制作前から「ザ・スウェル・シーズン」というバンドを結成していて、この作品の
オリジナル曲をすべて担当しています。
そのオリジナル曲が、また軒並み素晴らしいんですよね。マルケタはチェコ人で、この当時まだ19歳でした。凄い才能です。
作品中に二人で歌う「Falling Slowly」は
なんと!アカデミー賞の歌曲賞を受賞します。
グレンと彼女は、グレンが「ザ・フレイムス」時代に、チェコにツアーに行った際に音楽関係者の娘ということで知り合ったそうです。
彼女はその時、まだ13歳でしたが、グレンは
その才能に気づきサポートを続けていたとのこと。
この映画をきっかけとして二人は恋人同士になるので、この作品はそんな二人の関係性も
含めた上で観るとまた味わい深い感じがします。
監督のジョン・カーニーも「ザ・フレイムス」のベーシストだったので、二人のことを
よく知っていたでしょうね。
何にしても今更ですが、こんな
素晴らしいアーティストがいたんだなぁと
思い知らされる結果と共に、
彼が亡くなってしまったことは
本当に残念だと感じました。
今後、彼が残した作品をたくさん
後追いで聴きながら追悼をしていきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆
