【はっとの勝手に名画鑑賞会】

第538回「てなもんやコネクション」

(1990)


1990年公開、山本政志監督作品、「てなもんやコネクション」を鑑賞しました。



1987年公開の前作「ロビンソンの庭」を

サブスクで見つけて観たら、すっかり

山本監督の世界観にはまってしまい、

その勢いで鑑賞しましたが、まあ、ぶっ飛んだ映画でした(笑)


無国籍コメディってことで、日本と香港で

撮影されているんですが、中国変換直前の

香港の雰囲気を窺い知ることができる

貴重な内容にもなっています。


日本にしろ、香港にしろクセの強い

俳優さんばかり出演していて、

有名どころでは、なんと!室田日出男が

出ています。

そしてなぜかトランペッターの近藤等則も

出演していて、不慣れな演技が逆に良い味を

出していたりします。

何気に「スターキング・デリシャス」の

大上瑠利子もちょい役で出演しています。


出色なのは、ヒロイン役の新井令子で、

粋の良い浪花っ子娘を無邪気な感じで

演じていて、とても良いです。

そもそも演技経験ゼロでこの作品に

抜擢されているわけですが、

彼女がその後、どうなったか全く

情報がないんですよねσ(^_^;)

少しでも彼女のことを知りたくて、

ヤフオクでパンフレットまで落札して

しまいましたが(笑)

結局何も分かりませんでした。



山本監督は「じゃがたら」の江戸アケミとも

親しくて、名盤「南蛮渡来」の制作にも

関わっているんですよね。初期の作品、

1982年制作の「闇のカーニバル」とか

「ロビンソンの庭」にはアケミも出演して

ますからね。


いわゆるアンダーグランドが

まだギリギリにヒリヒリしていた

時代にその渦中にいた山本監督の

作品は、80年代以降の能天気さとは

また違う無茶苦茶で危ない匂いが

プンプンしていて堪らないです。


でも実はテーマは深淵で、

カットや構成、色使いも含めて

とても芸術性の高い作品なんですよね。

だからこそ海外での評価が

高いんだと思います。


思えば僕がビデオレンタル屋でバイトして

いた頃から、「ロビンソンの庭」のVHSは

店にあったので、もっと早く観ておくべき

監督さんだったなぁと後悔しています。

40年遅かった。


でも、やはりこういう監督さんの作品に

出会えるからこそ名画探訪はやめられ

ないと改めて思いました♪


【人生はまるでロード・ムービー、

次回も一緒に過去に置き忘れた

宝物を探しに行く旅に出ませんか?】


それでは、また(^_−)−☆