【はっとの勝手に名画鑑賞会】

495回「突然炎のごとく」(1962


意外にレンタルDVDでは、ありそうで見つからなかったトリュフォー作品なので、この作品もやっとサブスクで発見して観ることができました。フランソワ・トリュフォーの長編三作目、1962年「突然炎のごとく」♪



女一人、男二人の三角関係を描いた、今となってはありがちな状況を描いた内容ですが、

当時、男尊女卑が跋扈する世の中に於いて、この作品が投げかけたテーマは衝撃的だったらしく、その後のカウンター・カルチャー隆盛の起爆剤になります。

なんとゴダールもこの作品に影響を受けて、

あの「気狂いピエロ」を製作するんですね。


「華氏451度」のオスカー・ウェルナーの

演技も良いですが、とにかく「死刑台のエレベーター」のジャンヌ・モローの存在感が凄くて、それもそのはず、やたらウマが合い、意気投合してしまったトリュフォーとほぼ二人三脚で私財を投入してまで関わった作品なんですね。


もしかしたらトリュフォーもジャンヌも

この作品の原作であるアンリ=ピエール・ロシェの「ジュールとジム」に時代を変えるエネルギーを直感的に感じたのかもしれませんね。


この当時は、映画も音楽も時代や世界を変えていく影響力を持っていて、製作者の意識も今とは全然違っていたかもしれませんね。

その分、めちゃめちゃ面白かったはず。


最近では、「ジョーカー」くらいですかね?

そのような力を感じた作品は。悪影響とも言えますが(笑)


一応、表現者のはしくれとして、どうせなら

そんな作品を一つでも世に生み出せたら幸せだなぁと改めて、そんなことを思いました。


さて、そろそろ「沖縄NICE映画祭」の応募作の審査鑑賞の期間に入るので、こちらのブログ更新が滞ってしまう可能性大ですが(笑)

年内500本鑑賞は達成できそうかな?


引き続きご愛読よろしくお願いいたしますm(_ _)m


【人生はまるでロード・ムービー、

次回も一緒に過去に置き忘れた

宝物を探しに行く旅に出ませんか?】


それでは、また(^_−)−☆