【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第478回「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」
1984年公開、押井守監督作品、「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」を観ました(^-^)
昔、観たことがありますが、細かいところを忘れてたしまったので、再度鑑賞しました。
当時、この映画を観た原作者の高橋留美子が激怒したとかしないとか、曰く付きの作品ですが、大ヒットはしたそうです。
ただ、やはり当時の「うる星やつら」ファンは
きっとこの映画を最初観た時困惑したんじゃないですかね?σ(^_^;)
原作やテレビシリーズの持ち味だったカラッと
した明るさが皆無(笑)
終始異様な雰囲気に包まれているんですね。
これはまさに押井守の趣向というか仕業なわけですが、結構すでにやりたい放題なわけです。
これでヒットしてしまったもんだから、
「それでいいんだ」と勘違いして
しまった押井監督は、その後、このブログでも
以前紹介した「天使のたまご」を製作し、
あまりの訳わからなさに、しばらくアニメ界から干されてしまいます。
でも今となっては「天使のたまご」も「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」も
確固たる名作の地位を築いていますからね。
松本零士じゃありませんが、
やはり時間は夢やクオリティを裏切らないんでしょうね。
良いものは時間が経てば経つほど、その価値を上げていくし、その逆も然り。
世の中ってのはそういうふうにできている
ことが、人間も捨てたもんじゃないと思える
僕的な理由の一つですね。
この映画のラムのように
素敵な夢を信じて生きていきたいなと
改めてそんなことを思いました。
押井監督の方針もあり
とにかく声優陣が良い仕事をしていて、
特に藤岡琢也氏が素晴らしいです(^.^)
先日急逝されたTARAKOさんの
声優デビュー作でもあります。
星勝さんによる音楽も最高です♪是非☆
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆