【はっとの勝手に名画鑑賞会】

462回「アメリカの友人」(1977


1977年公開、ヴィム・ヴェンダース

監督作品、「アメリカの友人」

を観ました。



ヴェンダースのロード・ムービー三部作の

直後に製作された意欲作。

この作品がアメリカで認められたことが

渡米のきっかけになったそうです。


油断すると眠くなってしまう

ヴェンダースの作品には

珍しく、かなり激しいアクション有りの

サスペンス・ドラマになっています。


デニス・ホッパー演じるトム・リプリーは

あの「太陽がいっぱい」のアラン・ドロン

演じたトム・リプリーと同一人物で、

いわゆる続編という位置付けに

なっています。


ちょっと燻んだような赤を基調とした

全体的なトーンも渋いし、

なんと言っても「理由なき反抗」の

監督、ニコラス・レイが

かなりスタイリッシュな感じで

登場しているのが、イカしています。


ほぼハリウッドから干されていた

時期のデニス・ホッパーも

素晴らしくて、複雑な

精神を持て余しているリプリーを

見事に演じています。


ニコラスの他にも

いろんな映画監督が出演していますが、

これは平気で人を殺すことが

できるのはマフィアと映画監督くらい

であるというヴェンダースの

持論からだそうです(笑)


ヴェンダース作品としては

特殊ですが、

逆に、もっとこういう作品を

生み出しても、それはそれで

凄いことになったんじゃ

ないか?と思わせる

ポテンシャルに満ちた秀作です。


ヴェンダースファンは必見ですね。


【人生はまるでロード・ムービー、

次回も一緒に過去に置き忘れた

宝物を探しに行く旅に出ませんか?】


それでは、また(^_−)−☆