【はっとの勝手に名画鑑賞会】

448回「こわれゆく女」(1974


1974年公開、ジョン・カサヴェテス監督作品、「こわれゆく女」を観ました。



主演は刑事コロンボこと

ピーター・フォークと

カサヴェテスの妻でもある

ジーナ・ローランズ。


「グロリア」、「オープニング・ナイト」と

観て来て、やっと、なるほど

カサヴェテスの凄さはこれか!と

しっくり来る作品に出会いました。


カサヴェテス作品の僕が感じる

特徴として、

俳優主義、肉薄撮影、自由と

いう三拍子がありますが、

この「こわれゆく女」は

そのバランスがまるで黄金比の

ように取られている内容だと

思いました。


それどころか、作品の個性的な

佇まいは他の追随を許さず、

まさに孤高のレベルに

達していると思います。

インディーズ映画の父と

呼ばれるカサヴェテスですが、

まさにこの作品こそが

真骨頂じゃないかな?


ジーナ・ローランズ演じる

精神を病んだ妻と

それに愛情を注ぎながらも

空回りを繰り返す

ピーター・フォーク演じる

夫とのやり取りが

メインのストーリーですが、

卓越したスキルがないと

絶対出来ないような

ナチュラルな演技、いや

演技を超えたような演技バトルが

繰り広げられるんですよね。


これを引き出すことが

できるカサヴェテスの演出も

凄いと思うし、これ

いったいどんな演出の仕方

してるのか?と

非常に知りたくなっちゃいますね。


カサヴェテスはマーティン・スコセッシや

ウディ・アレン、そして

ジム・ジャームッシュにも

影響を与えたと言われていて、

つまり僕が昔から好んで観て来た

作品を突き詰めれば

カサヴェテスにたどり着くという

存在なんですよね。


これは、まだまだ

彼の作品は観ていかないと

いけないなと思いました。


皆さんも是非(^^)


【人生はまるでロード・ムービー、

次回も一緒に過去に置き忘れた

宝物を探しに行く旅に出ませんか?】


それでは、また(^_−)−☆